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平成30年07月10日(火)
7月9日現在海外相場 |
NYダウ |
24776ドル |
+320ドル |
ナスダック指数 |
7756P |
+67P |
CME日経先物 |
22175円 |
+105円 |
(尚、CME日経先物の前日比は昨日の大証比) |
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◎12月期決算企業中間決算業績好調銘柄
東証上場株式の内、最も多い決算月が3月で約2300社となっています。その次に多い決算月が12月と約400社超の企業が決算月としています。ちなみに2月が200社、6月と9月がそれぞれ100社台となっています。その12月期決算企業の上期(1-6月期)決算発表が7月下旬から本格化します。今回は12月決算企業で好業績銘柄をリストアップしています。18年12月期から来期19年12月期に掛けて好調な業績を維持している企業を中心に20銘柄を選別しています。詳しくはカブーフレンズ「ないとスクープ」をご覧ください。ご購読は<ここ>をクリックください |
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本日のこだわり相場感
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◎米国株高
米国株が大幅に上昇しています。週明け9日のNYダウは300ドルを超える大幅な上昇で上げ率が1%を超えています。前週末に発表された6月の雇用統計では、景気動向を反映する非農業部門就業者数が前月比21万3000人増と市場予想(19万5000人増)を上回り、好調の目安となる20万人も上回る一方で、物価の先行的な指標とみられている平均時給は伸びが鈍化。これを受けて、連邦準備制度理事会(FRB)による利上げペースは引き続き緩やかにとどまるとの期待が浮上しています。
好調な米国経済と利上げペースが緩やかと言う所謂「適温相場」「ゴルディロックス経済」が続き、景気の回復と金余りへの期待が相まり、資金が安全資産からリスク資産へ流入するリスクオンの流れが継続するとの見方から引き続き米国株高への期待が高まっています。
又、米中両国が6日、340億ドル相当の輸入品への追加関税措置をそれぞれ発動、「貿易戦争」に突入した訳ですが、これまでのところ想定の範囲内と受け止められており、本格的な戦争は回避されるとの見方が根強いのも相場を下支えしているようです。
更に週後半から2018年4〜6月期の米主要企業の決算発表が本格化するのを控え、業績改善への期待を背景にした買いが相場を押し上げているとの見方もあるようです。勿論、米中貿易摩擦への警戒感が強いのも確かで、今後米中どのような関税の掛け合いから、実際に貿易戦争に突入する可能性が依然強いだけに、過度の楽観も出来ないものの、取り合えずは目先市場内には安心感が広がっているようです。
特に日本株にとってはこの「リスクオン」の流れが為替市場で円高に振れない事を好感する動きとなっているようです。この円相場が円高に振れない要因として、相場に大きな影響を与える海外投資筋のドル買いが強いとの見方があるようです。みずほ銀行の調べでは、投機筋を示す「非商業部門」の主要8通貨に対するドルの買い越し幅は、足元で125億ドル台に乗っており、6月中旬までの約1年間は大幅な売り越しが続いたが、米国の物価上昇が続くなど実体経済の底堅さからドルが買われているようです。
更に国内企業のドル買い要因で、原油高を受け、ドル建てと円建ての決済だけでみた日本の貿易収支は、足元で年換算では約3兆円の赤字とみられています。輸入企業の「ドル不足」が、日々の決済で円相場の上値をおさえている状況です。そして米金融政策の変化として、FRBは17年10月から膨張した保有資産の圧縮に着手しており、7月には従来よりも月100億ドル多い400億ドルに圧縮のペースをはやめているとのことです。
円高にならず、米国株高が継続し、そして日本株が懸念するのが中国市場の動向だと言えます。週明け9日に大幅に日経平均株価が上昇した背景には米国株高と言う要因もあるのですが、それ以上に中国株の上昇があるようです。9日の中国・上海株式相場は大幅に続伸しており、上海総合指数は前週末比2.47%と前日比の上昇率は今年最大で6月29日以来およそ1週間ぶりの高値を付けています。この大幅な上昇が先週までの米中貿易摩擦による懸念をまずは材料出尽くしと捉えただけなのかどうかを見極める必要がありそうですが、ただ、需給面で言えば、高水準のカラ売りが続いていただけに、特段の環境変化が生じない限り、ここ数日は下値での買い需要は強く、相場の下支え要因となりそうです。
●3179 シュッピン
カメラを軸に専門性高い商材の中古品や新品をネットと店舗で販売。会長はソフマップ創業者。5月8日発表18年3月通期の連結業績は17年3月期比23.7%増収、同41.1%経常増益となった。個別のアプローチを中心とした施策の効果とECを主軸とした既存の各種サービスによる買取増加が販売に繋がり、増収増益となった。主力のカメラ事業は、One To Oneマーケティング施策による効果が引き続き順調、中古、新品ともに売上が増加し堅調に推移。時計事業も、戦略的な商品のラインアップの拡大に加え、株高等の資産効果による高額消費の影響もあり、引き続き好調に売上を伸長。
●4205 日本ゼオン
古河系。合成ゴム大手。タイヤ向けや各種特殊品を展開。合成ラテックス、高機能材料なども。リチウムイオンバッテリー用の材料の開発。4月27日発表18年3月通期の連結業績は、17年3月期比15.7%増収、同28.6%経常増益となった。合成ゴム関連では、国内販売、海外販売いずれも堅調に推移。合成ラテックス関連では、手袋向けや樹脂改質用途の販売が堅調に推移したが、市況価格悪化の影響を受けたため、営業利益は前期を下回った。化成品関連では、国内販売・輸出・タイ子会社とも堅調に推移したが、原料価格の上昇の影響を受けたため、営業利益は前期を下回った。
●6541 グレイステクノロジー
内外メーカー向けに産業機械マニュアルの作成、管理、運用システムや企画、翻訳サービス提供。5月9日発表18年3月通期の業績は、17年3月期比30.0%増収、同40.4%経常増益となった。主要顧客が属する工作機械業界や、その他の産業機械メーカーから、多数の引き合いがあり、今後も産業機械の展示会等に参加するなどし、「e-manual」「AIマニュアル」の認知を広め、更なる受注の獲得に努める。尚、19年3月通期の業績では売上高は15.02億円(前期比14.3%増)、営業利益は5億円(同19.6%増)、経常利益は4.95億円(同19.8%増)、純利益は3.33億円(同19.6%増)を見込む。
●7747 朝日インテック
産業用から出発、循環器治療のPTCAガイドワイヤへ展開。タイ、ベトナムでほぼ全量生産。5月15日発表18年6月期第3四半期の連結業績は、前年同期比21.5%増収、同26.9%経常増益となった。TOYOFLEX CEBU CORPORATION(フィリピン・セブ製造工場)に新設したメディカル工場の稼働開始や、樹脂塗装技術を有する日本ケミカルコート株式会社(取得後、非連結子会社)の全株式の取得、検査用ガイドワイヤー「Silverway(シルバーウェイ)」の販売開始に加え、主力製品PTCAガイドワイヤーの米国市場への販売について、2018年7月以降は直接販売を開始。
●8203 MrMaxHD
九州地盤の家電、日用品ディスカウントストア。生鮮食品や薬品も。17年9月持株会社体制に。19年2月期の連結業績では売上高は1198.2億円(前期比1.3%増)営業利益は28億円(同10.7%増)、経常利益は29億円(同2.0%減)、純利益は20億円(同8.6%減)を見込む。既存店売上高前年比は、100.5%を見込む。尚19年2月期末配当は前期比2円増配の19円を予定。
●5301 東海カーボン
炭素製品大手。タイヤ用カーボンブラックで国内首位。電炉用電極や半導体・太陽電池用素材も。5月28日に18年12月期第2四半期並びに通期の連結業績を上方修正している。第2四半期の連結業績では売上高が前回比1.6%憎の894億円、経常利益は同0.7%増の282億円としている。通期の連結業績では売上高は前回発表比5.2%増の2040億円(前期比91.9%増)、営業利益は同3.1%増の657億円(同472.0%増)、経常利益は1.9%増の660億円(同398.1%増)、純利益は同46.6%増の686億円(同480.5%増)としている。売上高については、TCK社の売上高を6月度より織り込むため前回予想を上回る見込み。営業利益及び経常利益については、TCK社の収益のほか、のれん償却等についても6月度より織り込むが、前回予想を上回る見込み。
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こだわりレーティング |
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07月09日(月)分
3092 |
スタートトゥデイ |
SMBC日興 |
2→1格上げ |
4000円→5200円 |
3549 |
クスリのアオキHD |
大和 |
2→1格上げ |
7000円→9000円 |
3966 |
ユーザベース |
SMBC日興 |
1継続 |
2730円→4220円 |
4523 |
エーザイ |
野村 |
Neutral→Buy格上げ |
8400円→15000円 |
4849 |
エンジャパン |
SMBC日興 |
1継続 |
6300円→6600円 |
4917 |
マンダム |
みずほ |
中立→買い格上げ |
3800円→4300円 |
5108 |
ブリヂストン |
ドイツ |
Hold→Buy格上げ |
4850円→4900円 |
5713 |
住友金属鉱山 |
メリル |
買い継続 |
5200円→5400円 |
7733 |
オリンパス |
野村 |
Buy継続 |
5250円→5450円 |
7956 |
ピジョン |
UBS |
新規Buy |
7000円 |
9519 |
レノバ |
SMBC日興 |
1継続 |
1740円→1900円 |
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