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平成30年07月20日(金)
7月19日現在海外相場 |
NYダウ |
25064ドル |
−134ドル |
ナスダック指数 |
7825P |
−29P |
CME日経先物 |
22705円 |
−85円 |
(尚、CME日経先物の前日比は昨日の大証比) |
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本日のこだわり相場感
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◎押し目買い意向
日経平均株価は2万3000円台を前に上値の重い展開になっています。気になるのはここ3カ月で日経平均株価が2万3000円台に終値、或いは取引時間中に乗せた5月から6月と上値が切り下がっていることです。今回も2万3000円台で頭を押さえれるようですと、再度調整を余儀なくされるのではないかと言った懸念を抱く向きも少なくないのかも知れません。
実際に下値も切り下がっていますから、チャートの形は決して良くないようで、今回7月6日以降に急伸した反動安が再度訪れる可能性も指摘されています。ただあくまでもチャートから見た判断と言うことですから、仮に反動安があったとしても、相場全体の地合いは決して悪くない訳で、需給面からも、そして海外勢の日本株に対する姿勢も、良好だとする見方が支配的と言うことで、ここは押し目があれば、絶好の仕込み場と見た方が良いのかも知れません。
ただ気になるのはお隣中国の動きで上海株式相場の下げや人民元安を背景に中国経済の先行き不透明感が意識されていることです。日本経済にとっては米国と同様に中国経済の状況が大きく影響する訳ですから、実際に中国経済が減速すると言うことになれば、日本にとっても打撃になるのは避けられないと言うことになります。人口が爆破的に増えた中国ですが、世界の巨大マーケットを狙った企業の戦略は中国と言う特殊な政治体制の元で全て上手く事が進むとも思えない状況です。
自己の都合の良いように取引のルールを変えると言った事が横行する中国ですから、企業としても安心して経営が行えないと言う実態があるだけに、むしろ今は中国よりも人口が爆破的に増えているインド辺りに企業の視点が変わっていると言うことのようです。いずれにしても海外情勢で日本企業の業績にも影響を及ぼすだけに、中国やインドと言った世界の新たな一大勢力が今後の日本経済も大きな影響を及ぼすと言うことになるのかも知れません。
引き続き円安、米国株の堅調を好感する動きですが、本日は米国株が6日ぶりに反落していることで、日本株もまずは利益確売りが出易い地合いになりそうです。ただ、日本でも決算発表が月末に向けて本格化する訳で、円安を拠り所にして、主要銘柄を中心に好業績期待が高まる動きとなりそうです、下値には押し目買いが期待される動きになりそうです。
●6030 アドベンチャー
航空券の予約サイト『スカイチケット』運営、国内航空券が主力。金券ショップや投資事業も。5月14日発表18年6月期第3四半期の連結業績は、前年同期比70.3%増収、同19.2%経常増益となった。尚、18年6月通期の連結業績では営業収益は125億円(17年6月期比137.2%増)、営業利益は5.12億円(同23.5%増)、経常利益は5億円(同22.2%増)、純利益は3億円(同23.9%増)を見込む。18年4月より、コスミック流通産業、コスミックGCシステムおよびwundouの3社を連結損益に含めたことで、連結子会社の取扱高がアドベンチャーグループ全体の取扱高に占める比率が大きくなった。
●7779 CYBERDYNE
ロボットスーツ『HAL』開発の筑波大発ベンチャー。レンタルによる医療・福祉サービス主体。6月25日発表18年3月通期の連結業績は、17年3月期比4.1%増収、6.72億円の経常損失となった。HALはFDA取得など貢献し、日米で医療用拡大。自立支援用も日本で新製品効果が発現。清掃ロボは商業施設など導入続き好調。開発費など費用抑制し、営業赤字は大幅に改善。尚、19年3月通期の連結業績では売上高は25億円(前期比44.7%増)を予想。
●9696 ウィザス
近畿地盤の集団指導塾『第一ゼミナール』が主柱。個別指導塾や通信制高校『第一学院』も併営5月14日発表18年3月通期の連結業績は、17年3月期比13.5%増収、同28.3%経常増益となった。学習塾事業は、最新の脳科学の研究成果を活かすことで確立した独自の教育メソッド(プラスサイクル学習法)の更なる推進と人材の育成に注力し、競合力の強化に努めた。また、都市部を中心とした個別指導校の展開を強化するとともに、兵庫県を基盤とする京大ゼミナール久保塾株式会社を連結子会社としてグループに加え、ドメインの拡大を図った。更に、グローバル化対応として前期に完全子会社とした通訳、翻訳及びスペシャリスト派遣等のランゲージサービスを提供する株式会社吉香も順調。
●9957 バイテックホールディングス
総合エレクトロニクス商社。米国、韓国製品中心のデバイス事業と環境エネルギー事業を展開。5月14日発表18年3月通期の連結業績は、17年3月期比33.9%増収、同24.5%経常増益となった。デバイス事業、環境エネルギー事業、調達事業ともに売上が拡大。尚、19年3月通期の連結業績では売上高は2100億円(前期比13.0%増)、営業利益は41億円(同31.0%増)、経常利益は30億円(同16.6%増)、純利益は20億円(同8.6%増)を見込む。
●4921 ファンケル
通販主力の無添加化粧品メーカー。サプリや健康食品も展開。海外は中国、香港、北米が中心。4月26日発表18年3月通期の連結業績は、17年3月期比で13.2%増収、同262.6%経常増益となった。主力の化粧品関連事業、栄養補助食品関連事業が増収となり、営業利益は、増収効果による売上総利益の増加に加え、採算性の高い化粧品関連事業の売上構成比が高まった。尚、19年3月通期の連結業績では売上高は1145億円(前期比5.0%増)、営業利益は95億円(同12.5%増)、経常利益は96億円(同11.5%増)、純利益は66億円(同6.6%増)を見込む。
●6183 ベルシステム24HLDGS
コールセンター(CRM)事業大手。伊藤忠が筆頭株主に。凸版と資本業務提携しBPO事業展開。7月11日発表19年2月期第1四半期の連結業績は、前年同期比5.6%増収、同37.2%税引前増益となった。凸版印刷の間で、口コミからチャット、購買活動まで顧客の声を統合解析することで最適な顧客体験の設計・提供を可能にするデジタルカスタマーサービスの共同開発に着手。尚、19年2月通期の連結業績では売上収益は1247億円(前期比7.9%増)、営業利益は103億円(同10.5%増)、税引前利益は96.6億円(同13.6%増)、当期利益は61.90億円(同10.5%増)を見込む。
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こだわりレーティング |
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07月19日(木)分
2337 |
いちご |
三菱UFJMS |
Buy継続 |
580円→700円 |
3938 |
LINE |
UBS |
Neutral→Buy格上げ |
4200円→6000円 |
4183 |
三井化学 |
三菱UFJMS |
新規Overweight |
3870円 |
6770 |
アルプス電気 |
CS |
OP継続 |
2900円→3150円 |
6971 |
京セラ |
CS |
OP継続 |
7300円→7800円 |
7220 |
武蔵精密工業 |
CS |
OP継続 |
4200円→4300円 |
8331 |
千葉銀行 |
JPモルガン |
Overweight継続 |
890円→970円 |
8354 |
ふくおかFG |
JPモルガン |
Overweight継続 |
670円→750円 |
8905 |
イオンモール |
SMBC日興 |
2→1格上げ |
2400円 |
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