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平成30年07月26日(木)
7月25日現在海外相場 |
NYダウ |
25414ドル |
+172ドル |
ナスダック指数 |
7932P |
+91P |
CME日経先物 |
22610円 |
+10円 |
(尚、CME日経先物の前日比は昨日の大証比) |
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本日のこだわり相場感
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◎決算発表で個別株特化
引き続き貿易摩擦に対する警戒感が強まっていますが、そのような中で、25日は米欧首脳会談に注目する動きとなっています。欧州連合(EU)のマルムストローム欧州委員(通商担当)が首脳会談を控え、米国がEUから輸入する自動車にも新たに追加関税を課した場合、200億ドル規模の米国製品に新たな関税を課す用意があるとけん制しています。
これを受けて、一時警戒感が強まったのですが、ただ、その後 トランプ米大統領とユンケル欧州委員長が貿易緊張の緩和で合意したとの報道を受けて、ユーロや資源国通貨、人民元が対ドルで上昇するなどドル売りが優勢となっています。NYダウも朝方に100ドルを超える下げ幅であったのが、取引終了に掛けて戻しており、逆に100ドルを超える上げ幅となっています。
ちなみに、ドル円はドル売りが重しとなるも、リスクオンの円売りも見られており、111円を挟んでの底堅い動きとなっています。リスクオンとドル売りと言う円相場にとっては何とも動き辛い状況で為替ディーラーも難しい判断となっているようです。どちらを重視するかで、円買い、円売りと言う投資スタンスが変わってくるのですが、その動きを反映するように、このトランプ大統領とユンケル委員長の報道が入った段階で、ドル円相場は110円60銭台まで円高に振れた後、逆に111円台前半まで戻すなど、やや荒っぽい動きととなっています。
と言うことで結果的にNYダウは172ドル高、円相場は直近で111円前後で、ちなみにシカゴCME日経先物は前日の大証比でほぼ変わらずの水準となっています。日本株に対してもリスクオンなのか、ドル安なのかどちらを重視すれば良いのかと言うことでやや気迷った感じです。
米国市場と同様に日本株市場でもこれから決算発表が本格化します。米国市場の動きを見ている限りでは、好悪決算内容が素直に株価に反映されている動きのようで、足元で貿易摩擦問題があるものの、特段相場に大きく影響されない状況下では、やはり目先的にはこの決算発表が相場に影響を及ぼすことになりそうです。日本での決算発表予定社数は本日26日が70社強、週末27日と週明け30日が170社強、翌31日が400社強と今後発表社数の増加ペースが強まる訳ですから、この決算発表に向けて、指数よりも個別重視になると見方が強まることになりそうです。
●3657 ポールトゥウィン・ピットクルーHD
傘下にデバッグ・検証のポールトゥウィン、ネット監視のピットクルー。欧米、中、印などに拠点。6月8日発表19年1月期第1四半期の連結業績は、前年同期比10.3%増収、同0.7%経常減益となった。顧客企業に対するサービス力の向上及び経営効率化を目的として、ピットクルー社、ピットクルー・コアオプス社及びピットクルー・クロスラボ社の3社による組織再編を行った。また、サーバー監視のサービス範囲を拡大するために3月にサイタスマネジメントを連結子会社とした。国内拠点と海外10ヵ国19拠点の連携により、デバッグ、ローカライズ、モニタリング、カスタマーサポート等の「ワンストップ・フルサービス」の提供をグローバルで推進。
●7970 信越ポリマー
信越化学系。半導体ウエハ容器が主力。車載用タッチスイッチ、OA機器用部品、塩ビ建材も。7月24日発表19年3月期第1四半期の連結業績は、前年同期比9.0%増収、同9.8%経常増益となった。電子デバイス事業は、自動車関連入力デバイスを中心に順調な出荷が続き、全体として売上げは前年を上回った。主力の入力デバイスは、自動車電装スイッチの種類や搭載車種の増加により、キースイッチとタッチスイッチの出荷が好調に推移。精密成形品事業は、半導体関連容器の出荷が好調に推移した。半導体関連容器は、半導体業界の旺盛な需要を背景に主力の300mmウエハー用製品、小口径ウエハー用製品ともに高水準な出荷で推移。
●6183 ベルシステム24HLDGS
コールセンター(CRM)事業大手。伊藤忠が筆頭株主に。凸版と資本業務提携しBPO事業展開。7月11日発表19年2月期第1四半期の連結業績は、前年同期比5.6%増収、同37.2%税引前増益となった。凸版印刷の間で、口コミからチャット、購買活動まで顧客の声を統合解析することで最適な顧客体験の設計・提供を可能にするデジタルカスタマーサービスの共同開発に着手。尚、19年2月通期の連結業績では売上収益は1247億円(前期比7.9%増)、営業利益は103億円(同10.5%増)、税引前利益は96.6億円(同13.6%増)、当期利益は61.90億円(同10.5%増)を見込む。
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こだわりレーティング |
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07月25日(水)分
2914 |
JT |
メリル |
買い継続 |
3800円→4000円 |
3626 |
TIS |
ジェフリーズ |
Buy継続 |
5800円→6380円 |
5334 |
日本特殊陶業 |
野村 |
Buy継続 |
3700円→4200円 |
6594 |
日本電産 |
野村 |
Buy継続 |
19400円→19800円 |
6762 |
TDK |
野村 |
Buy継続 |
12300円→13700円 |
6976 |
太陽誘電 |
野村 |
Buy継続 |
2600円→4100円 |
6981 |
村田製作所 |
シティG |
2→1格上げ |
17000円→24000円 |
6981 |
村田製作所 |
野村 |
Buy継続 |
17800円→23000円 |
9437 |
NTTドコモ |
ジェフリーズ |
Buy継続 |
2850円→3180円 |
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