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平成30年08月01日(水)
7月31日現在海外相場 |
NYダウ |
25415ドル |
+108ドル |
ナスダック指数 |
7671P |
+41P |
CME日経先物 |
22580円 |
+80円 |
(尚、CME日経先物の前日比は昨日の大証比) |
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本日のこだわり相場感
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◎米国株反発
決算発表が本格化しています。昨日31日は月末と言うこともあり、この日の決算発表企業数は400社を超えています。まずは前半のピークを迎えた訳です。この後は8月に入っても特に来週6日から始まる週に関しては、5日間で1500社超の決算が発表になります。
いずれにしてもアナリストからしますと、一度にこのような数の企業の決算内容を吟味するのも大変な作業だと言う訳で、何が良くて何が悪いのかは時間の経過と共に株価が教えてくれると言うことになるのかも知れません。
本日も1日ですが90社程度決算発表がありますし、明日は100社、週末3日も250社程度の発表予定です。特に先日31日に決算を取引終了後に発表した主要企業には武田薬、パナソニック、ソニー、京セラ、村田製、ホンダ、任天堂、みずほなどがあるようで、全体相場への影響も大きい銘柄ですから、動向次第では変化があるのかも知れません。
決算発表もそうですが、市場関係者の多くが注目していたのが、昨日までの日銀の金融政策決定会合であると言えます。事前の予想に関しては色々な思惑が出ていましたが、結果から言いますと、相場に大きなインパクトを与える程のものではなかったのですが、それでも株式市場に関して言えば、これまでの金融緩和政策を継続すると言う主旨の内容が一定の好感をされた感じです。
為替相場に関しても、緩和策の後退と言った内容を危惧する動きもあったようですから、その懸念も後退した感じで、円相場は円安に若干振れているようです。ただ、これまでの違った事と言えば、金融緩和策を継続するものの、金利の上下幅をある程度拡大する方針と言うことで、その時々の経済状況に応じて、金利もこれまで以上に上下に振れる可能性を指摘しています。
これに関しては金融機関がこれまで収益の柱としてきた債券市場の利益を鑑みて、日銀がある程度その動きに沿った政策を取ったと言う見方があるようです。債券売買での利益を出し易くしてやったと言うことなのかも知れません。金融機関に配慮した政策変更と言う見方も出来そうです。
一方で米国市場では今晩1日にFOMC(米連邦公開市場委員会)で金融政策の結果を気にする動きになります。昨日と同じ話ですが、今回は特に動きはなく、9月利上げ見通しを米金融当局がより強固なものにするか、最終的にどの水準まで政策金利を引き上げる可能性があるかのヒントを見極めることになるとの見方です。
と言うことで本日8月相場入り初っ端は米国株の反発、円相場の円安方向と言う事を好感する動きで、まずは幸先の良いスタートになりそうです。日経平均株価も引き続き25日線、75日線、200日線の2万2300円から2400円を下値支持線として上値方向に向かう動きになりそうです。
●2491 バリューコマース
アフィリエイト(成果報酬型)広告で首位級。ヤフー出店者向けに展開するCRMツールが成長。7月25日発表18年12月期第2四半期の連結業績は、前年同期比20.6%増収、同85.0%経常増益となった。「アフィリエイトマーケティング」において、ショッピング、旅行、美容、人材分野等の広告出稿が伸長するなか、今後の事業拡大に向けたプロダクト企画・開発及びプロモーションに注力しました。また、前連結会計年度においてサービス提供を終了したアドネットワークサービスに関連する費用の減少が利益に寄与。「STORE's R∞(ストアーズ・アールエイト)」及び「ストアマッチ」がともに伸長、前連結会計年度においてサービス提供終了を決定した一般eコマース事業者向けCRMサービスに関連する費用の減少が利益に寄与した。
●4584 ジーンテクノサイエンス
北大発創薬ベンチャー。がん、免疫系中心にバイオ後続品を開発。ノーリツ鋼機グループ入り。5月11日発表18年3月通期の連結業績は、17年3月期比2.7%減収、経常損失は9.03億円となった。バイオ後続品事業は、富士製薬工業鰍ニ持田製薬による好中球減少症治療薬「フィルグラスチムBS」の販売が順調に推移しており、当社の経営の安定感は継続。これに続く品目として、17年9月に三和化学研究所と共同開発を行っているダルベポエチンアルファバイオ後続品について国内における第V相臨床試験を開始、同年12月には持田製薬とがん治療領域におけるバイオ後続品について共同事業化契約を締結、製造販売承認の取得に向けての共同開発を始め、さらには、18年3月に伊藤忠ケミカルフロンティアと新たなバイオ後続品の開発について資本業務提携を結ぶなど、開発の推進にも注力。
●4921 ファンケル
通販主力の無添加化粧品メーカー。サプリや健康食品も展開。海外は中国、香港、北米が中心。18年4月26日に公表した19年3月期第2四半期と通期の連結業績を7月30日に上方修正している。第2四半期の売上高は前回発表比9.1%増の597.4億円、営業利益は同71.1%増の65億円、経常利益は同70.1%増の65.5億円、純利益は同69.2%増の44億円としている。通期の売上高は前回発表比6.6%増の1220億円(前期比11.9%増)、営業利益は同28.4%増の122億円(同44.4%増)、経常利益は同28.1%増の123億円(同42.2%増)、純利益は同27.3%増の84億円(同35.7%増)としている。
●5352 黒崎播磨
新日鉄住金系。総合耐火物の大手で、消耗品が主力。インドなど海外提携積極的。配当性向25%。19年3月期第2四半期と通期の連結業績を7月30日に修正している。第2四半期の売上高は690億円、営業利益は51億円、経常利益は53億円、純利益は同33億円としている。通期の売上高は前回発表比3.7%増の1390億円(前期比12.1%増)、営業利益は108億円(同27.1%増)、経常利益は前回発表比15.8%増の110億円(同22.3%増)、純利益は72億円(同27.3%増)としている。
●6191 エボラブルアジア
航空券の予約サイト『空旅』主力、国内に特化。他社OEMも。ベトナムでITオフショア開発。オンライン旅行代理店として、国内航空券販売を主軸に、引き続き業績を拡大。平成24年より開始したITオフショア開発事業においては、ベトナムにおけるラボ型開発を主軸に、多業種にわたり順調に顧客先を獲得し、雇用エンジニア数を増加させ、平成30年3月末現在は873名規模まで成長。また、上場来本格化した投資事業においては、成長企業への投資を積極的に進め、平成30年3月末現在、投資先を32社まで拡大している。尚、18年9月通期の連結業績では売上高は70.50億円、営業利益は15.00億円、当期利益は8.81億円を見込む。又、18年9月期末配当は10円と前期比で3円増配予定。
●8771 イー・ギャランティ
企業の売掛債権保証で成長。リスクは再保証先に委託。地銀との業務提携積極化。伊藤忠系。7月30日発表19年3月期第1四半期の連結業績は、前年同期比8.9%増収、同12.7%経常増益となった。信用リスク保証サービスは引き続き堅調に推移した。新規顧客の増加を図るべく販売チャネルとの取り組みを強化するとともに、「働き方改革」を進める企業が増えている中で与信管理業務を外注するニーズに応えるなどのコンサルティング営業を展開。尚、19年3月通期の連結業績では売上高は57億円(前期比11.6%増)、営業利益は25.1億円(同10.3%増)、経常利益は25.5億円(同10.7%増)、純利益は16.2億円(同10.3%増)を見込む。
●7575 日本ライフライン
医療機器輸入商社。ペースメーカーなど心臓領域が得意分野、EPカテーテル等を自社生産。5月2日発表18年3月通期の連結業績は、17年3月期比13.8%増収、同34%増収の107.30億円となった。既存商品の販売に注力するとともに、商社機能において、海外の優れた医療機器の国内導入に向けた準備を進め、17年7月には内視鏡アブレーションシステムの薬事承認を取得、18年7月の販売開始を予定、18年3月には薬剤溶出型冠動脈ステントの販売を開始。また、メーカー機能において、自社製品技術を応用して開発した大腸ステントの上市を通じて、同社にとって新領域となる消化器領域への参入を果たすなど、新たな取り組みを進めてきた。
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こだわりレーティング |
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07月31日(火)分
2175 |
SMS |
野村 |
Buy継続 |
2450円→2460円 |
2267 |
ヤクルト |
みずほ |
買い継続 |
9520円→9920円 |
2491 |
Vコマース |
三菱UFJMS |
Overweight継続 |
3300円→3400円 |
4307 |
NRI |
大和 |
1継続 |
7300円→7580円 |
4385 |
メルカリ |
ドイツ |
新規Buy |
6000円 |
4503 |
アステラス製薬 |
ドイツ |
Buy継続 |
1880円→2020円 |
4507 |
塩野義製薬 |
野村 |
Buy継続 |
8600円→8700円 |
4507 |
塩野義製薬 |
GS |
買い継続 |
6950円→7000円 |
4661 |
OLC |
野村 |
Buy継続 |
14100円→14300円 |
6762 |
TDK |
野村 |
Buy継続 |
13700円→14200円 |
6762 |
TDK |
GS |
買い継続 |
14800円→14900円 |
9719 |
SCSK |
野村 |
Buy継続 |
6000円→6200円 |
9719 |
SCSK |
三菱UFJMS |
Overweight継続 |
5850円→6500円 |
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