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平成30年08月06日(月)
8月3日現在海外相場 |
NYダウ |
25462ドル |
+136ドル |
ナスダック指数 |
7812P |
+9P |
CME日経先物 |
22555円 |
+45円 |
(尚、CME日経先物の前日比は昨日の大証比) |
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本日のこだわり相場感
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◎米中貿易摩擦でも・・
酷暑と言って良い位、暑い日が続きますが、岐阜や名古屋で40度を超える気温を記録し、過去例にない位の暑い夏となっています。国連の事務総長が、世界各国で記録的な猛暑が観測されていることについて「地球温暖化の影響の拡大を強く懸念している」と述べています。地球温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」では産業革命以降の気温上昇を2度未満に抑える目標を掲げており、目標達成には「産業・エネルギー革命が必要」と強調しています。
今夏は世界中で気温上昇や異常気象が著しく、途上国にも大きな影響を及ぼしているようです。厳しい猛暑と干ばつに見舞われている中米のエルサルバドルでは気温が41度まで上昇し、雨が33日連続で降っていないということです。それ以外でもスペインやポルトガルなど南欧でも気温が上がっているようで、47度と言う異常な気温になっているようです。
日本でも40度超えと言うのが当たり前の気温になるかも知れません。世界的な気温上昇が気球温暖化によるものなのかどうかは、科学的に立証された訳ではありませんが、ただ地球規模で自然現象に異変が起きている事は確かなようです。それが国連事務総長が言うように産業革命以降の急速な人間社会の変革によるものかどうかは議論するべき課題なのかも知れませんね。
ただ強欲な人間ですから、国際的に話し合って、地球温暖化対策をしても、何処かで自分が自分がと、我を張る国が出てくる訳で、世界が強調して自然現象に対応しようと言う流れにはなり辛いのかも知れません。足元でポピュリズムの流れが強まっているタイミングですから、その意味では世界的な合意を得るのは難しいのかも知れません。
そんなポピュリズムの世界を象徴するような懸念材料として足元の株式市場では米中の貿易摩擦が再度懸念材料として強まっているようです。先週末の米国株式市場でも中国政府が、米国からの輸入品600億ドル(約6兆7000億円)相当に最高25%の関税を上乗せする報復策を発表し、トランプ米政権が2000億ドル相当の中国製品を対象に追加の貿易制裁を発動した直後に実施するとしています。これを受けて、米中間の「貿易戦争」激化の懸念が強まり、米国株の重石になっています。
ただ、米国株自体は好調な米経済や企業業績を受けて、相場は堅調な展開になっているようで、米国対中国と言う貿易戦争について言えば、明らかに米国有利の展開になると、少なくとも市場関係者は踏んでいると言えそうです。その意味では米国株の強さを信頼するのであれば、日本株に取って見ても好材料と言うことになるのですが、ただ日本の場合には対中国貿易が相当に比率が大きいだけに、米国が良いからと言って、楽観できる状況でもないと言えそうです。
と言うことで比較的堅調な米国株に比べて日本株はやや膠着感が強い展開となっています。日経平均株価は2万2500円どころと5月の戻り高値2万3000円台以降の3か月間の中心ゾーンでの動きに終始しています。下値に大きく振れることもない変わりに、2万3000円台の高値をすんなり上抜ける動きでもないと言うことになります。
ただ、それでも日本でも米国どうように、経済指標や企業業績の堅調さは続いているようで、既に東証1部の3月期企業の半数以上が第1四半期決算を発表、前年同期比で総じて増益ペースを維持していると報じられています。通期計画に対する進ちょく率も4分の1の25%を上回るケースが目立っているとのことです。企業業績や日本経済の状況を踏まえますと、米中貿易摩擦の影響がある程度で収まると言う事を前衛にすれば、バリエーション的な割安感が強まっている日本株にも十分に上値余地があると言えそうです。
●5208 有沢製作所
ガラス繊維が発祥。プリント基板向け電子材料が主力。電気絶縁材料や産業用構造材料を拡大中。8月2日発表19年3月期第1四半期の連結業績は、前年同期比19.9%増収、同52.6%経常増益となった。電子材料はフレキシプルプリント配線板材料の販売が堅調に推移。産業用構造材料は水処理用圧力容器の販売が堅調に推移。電気絶縁材料ではインフラ関連向けの販売が微増となった。ディスプレイ材料では3D関連材料の販売が堅調に推移した。尚、19年3月通期の連結業績では売上高は477億円(前期比16.6%増)、営業利益は42.5億円(同17.2%増)、経常利益は54.5億円(同34.8%増)、純利益は36億円(同4.3%増)を見込む。
●5384 フジミインコーポレーテッド
ウエハ用研磨材大手。同研磨材で世界トップシェア、CMP(化学的機械的研磨)製品伸長。8月2日発表19年3月期第1四半期の連結業績は、前年同期比6.3%増収、同50.8%経常増益となった。シリコンウェハー向け製品は、半導体市場の好調に加え、同社製品の採用が拡大。CMP向け製品は、半導体市場の好調を背景に、ロジック、メモリともに最先端デバイス向け製品需要が増加。ハードディスク向け製品は、SSD(ソリッドステート・ドライブ)への置き換えによる市場の縮小及び顧客統合に伴う生産プロセスの変更の影響により、減収となった。尚、19年3月通期の連結業績では売上高は365億円(前期比2.0%増)、営業利益は51億円(同4.7%増)、経常利益は52億円(同10.0%増)、純利益は39億円(同29.5%増)を見込む。
●7172 ジャパンインベストメントアドバイザー
航空機オペレーティング・リースが柱の金融ソリューション事業展開。M&Aアドバイザリーも。8月2日発表18年12月期第2四半期の連結業績は、前年同期比95.7%増収、同129.1%経常増益となった。中核事業であるオペレーティング・リース事業の案件組成が順調に進み、顧客(投資家)からの強い需要を背景に商品の販売も好調に推移した。尚、18年12月期通期の連結業績は、売上高は120.00億円(前期比47.4%増)、営業利益は68.00億(同44.5%増)、経常利益は60.00億円(同43.7%増)、純利益は41.00億円(同50.4%増)を見込む。
●9699 西尾レントオール
関西が地盤の総合レンタル草分け。建機ではカナモトと双璧。道路機械に強み。アジア展開強化。8月2日発表18年9月期第3四半期の連結業績は、前年同期比8.7%増収、同23.0%経常増益となった。中期経営計画“Beyond2020”を基に、持続的成長可能なビジネスモデル構築に向け、ICT施工・i−Constructionやインフラメンテナンス、プラント工事を中心とした国内市場の深耕、海外市場の規模拡大、ITを活用した事業インフラの革新に取り組んだ。尚、18年9月通期の連結業績を上方修正している。売上高は前回比0.1%増の1328.4億円(前期比7.5%増)、営業利益は同8.3%増の137.5億円(同23.6%増)、経常利益は同11.1%増の133.3億円(同21.0%増)、純利益は同11.0%憎の82.7億円(同15.3%増)を見込む。
●9672 東京都競馬
大井競馬場の大家。歩合家賃と在宅投票システムが主力。賃貸倉庫や『東京サマーランド』も。18年2月14日に公表した18年12月期第2四半期と通期の連結業績を7月31日に上方修正している。第2四半期の売上高は前回発表比5.1%増の100.78億円、営業利益は同37.3%増の28.25円、経常利益は同41.4%増の28.16億円、純利益は同46.2%増の19.45億円としている。通期の売上高は前回発表比4.0%増の226.6億円(前期比6.4%増)、営業利益は同13.9%増の60億円(同0.6%減)、経常利益は同14.5%増の59.55億円(同0.7%減)、純利益は同15.0%増の39億円(同3.8%減)としている。
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こだわりレーティング |
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08月03日(金)分
1721 |
コムシスHD |
CS |
OP継続 |
3300円→3400円 |
2327 |
NSSOL |
三菱UFJMS |
Overweight継続 |
3550円→3750円 |
2871 |
ニチレイ |
みずほ |
買い継続 |
3630円→3670円 |
3941 |
レンゴー |
野村 |
Buy継続 |
1120円→1250円 |
6047 |
Gunosy |
東海東京 |
OP継続 |
2000円→2500円 |
6594 |
日本電産 |
JPモルガン |
Overweight継続 |
21400円→22000円 |
6849 |
日本光電 |
みずほ |
買い継続 |
3500円→3800円 |
7269 |
スズキ |
野村 |
Buy継続 |
7200円→8200円 |
7269 |
スズキ |
GS |
買い継続 |
7200円→7400円 |
8058 |
三菱商事 |
三菱UFJMS |
Overweight継続 |
3500円→3650円 |
9437 |
NTTドコモ |
野村 |
Buy継続 |
3050円→3180円 |
9699 |
西尾レントオール |
野村 |
Buy継続 |
5100円→5200円 |
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