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平成30年08月08日(水)
8月7日現在海外相場 |
NYダウ |
25628ドル |
+126ドル |
ナスダック指数 |
7883P |
+23P |
CME日経先物 |
22670円 |
+40円 |
(尚、CME日経先物の前日比は昨日の大証比) |
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本日のこだわり相場感
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◎米国株上昇
7日の中国・上海株式相場は5営業日ぶりに大幅に反発しています。上海総合指数の終値は前日比74.2175ポイント(2.74%)高となり、前日比の上昇率は2016年5月末以来およそ2年2カ月ぶりの大きさだったようです。人民元の対ドル相場の下落が一服したのが投資家心理を支え、政策期待の根強いインフラ関連株を中心に幅広い銘柄が買われたとのことです。
元安も一服するなど、ここまでの中国に対する不安心理がここでやや緩和された格好になった事が、日本株を始め世界の株式市場の買い安心感に繋がったようです。日経平均株価を155円高まで押し上げた訳ですが、この日経平均株価と言う指数を押し上げた背景には中国株上昇意外にはやはりソフトバンク株の存在が強かったのかも知れません。
2018年4〜6月期決算を手掛かりにソフトバンクが大幅高となり、1銘柄で日経平均を70円近く押し上げています。同社株の7日の終値は1万50円で、2017年11月以来およそ9カ月ぶりに1万円の大台を回復しています。市場では「10兆円ファンド」への再評価が広がったことも、株価を押し上げた要因となっています。
「投資ファンドへの信認が高まる局面を迎えている」と野村証券のの高評価で、4〜6月期は営業利益が前年同期比49%増の7149億円と、同期間としての過去最高を更新しており、この原動力となっているのが、昨年立ち上げた10兆円規模の「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」との見方です。ソフトバンクについての評価は議論の分かれるところですが、それでも対外的にも大きな企業に成長した事は事実ですから、その意味では日本株を牽引する主要企業と言うことになるのかも知れません。
確かに指数を押し上げる企業の株価が全体相場の動きに強く影響をする訳ですから、投資家心理としてもこのような状況は歓迎される動きとなりますが、ただ継続して相場を形成する要因としてはやはり米国市場など外部環境が重要であると言えます。その米国株ですが、引き続き好調な米経済と企業業績を背景に強い動きで、7日もNYダウは100ドルを超える上げ幅で、機関投資家の多くが運用指標とするS&P500種株価指数も1月26日に付けた過去最高値に迫る動きとなっています。日経平均株価も揉み合いゾーンの2万2500円を中心とする動きが徐々に居所を変える展開になりそうです。
●2158 FRONTEO
法的訴訟時の証拠保全等電子データ収集、分析等コンピュータ解析事業が主。AI活用事業傾注。5月15日発表19年3月期連結業績では売上高が138億円(前期比11.9%増)、営業利益が7億円(同202.4%増)、経常利益は6億円(同1521%増)、純利益は3億円(前期は7.25億円の損失)を予想リーガルテック事業は、当期に実施したクロスボーダー営業体制の整備及び米国子会社の構造改革(徹底した案件管理やコスト削減努力)の成果が通期で損益に寄与する見込み。AIソリューション事業は、ビジネスインテリジェンス分野が引き続きAIソリューション事業の収益を牽引することで増収及び通期黒字化を達成する見込み。
●4514 あすか製薬
旧帝国臓器製薬。婦人科系、泌尿器系に強い。武田と親密で武田先発品と同等品質の後発薬販売。18年5月11日に公表した19年3月期第2四半期の連結業績を8月6日に修正している。売上高は前回発表比変わらずの240億円、営業利益は同450.0%増の11億円、経常利益は同300%増の12億円、純利益は同300%増の8億円としている。売上高は、概ね計画通りに推移することが見込まれるため、前回発表予想からの修正はない。利益面は、売上原価率の改善や、一部費用の第3四半期以降へのずれ込み等により、営業利益、経常利益は、前回発表予想を上回る見込み。
●5393 ニチアス
耐熱技術生かし、プラント向け工事のほか、環境関連など工業製品、自動車部品製造・販売も。18年5月7日に公表した19年3月期第2四半期と通期の連結業績を8月6日に上方修正している。第2四半期の売上高は前回発表比4.0%増の1050億円、営業利益は同11.7%増の115億円、経常利益は同12.4%増の118億円、純利益は同14.1%増の81億円としている。通期の売上高は前回発表比2.4%増の2100億円(前期比6.3%増)、営業利益は同2.3%増の220億円(同3.0%増)、経常利益は同2.3%増の225億円(同3.2%増)、純利益は同2.0%増の153億円(同2.3%増)としている。
●5631 日本製鋼所
火力・原子力向け鋳鍛鋼で世界大手。利益柱は樹脂製造・加工装置など産業機械にシフト。18年5月14日に公表した19年3月期第2四半期と通期の連結業績を8月6日に上方修正している。第2四半期の売上高は前回発表比2.7%増の1130億円、営業利益は同10.0%増の110億円、経常利益は同10.0%増の110億円、純利益は同25.0%増の100億円としている。通期の売上高は前回発表比4.5%増の2300億円(前期比8.6%増)、営業利益は同4.5%増の2300億円(同11.8%増)、経常利益は同4.5%増の230億円(同4.0%増)、純利益は同20.0%増の180億円(同68.0%増)としている。
●6062 チャームケアコーポレーション
近畿中心に介護付き有料老人ホーム展開。首都圏でも拡大中。リースバック方式の運営を推進。8月6日発表18年6月通期の業績は、17年6月期比24.2%増収、同17.9%経常増益となった。当事業年度における運営状況は、運営ホーム数の合計は46ホーム、居室数は3,214室。ホームの入居状況は、開設2年目を経過した既存ホームにおいて97.2%(前年同期97.0%)と高い入居率を維持。また、当事業年度に開設したホームの入居も順調。尚、19年6月通期の業績では売上高は170億円(前期比25.2%増)、営業利益は13.5億円(同28.1%増)、経常利益は13億円(同30.7%増)、純利益は9億円(同45.0%増)を見込む。
●6534 D.A.コンソーシアムホールディングス
ネット広告媒体仕入れ首位。親会社は博報堂DY。子会社アイレップと統合で持株会社に。8月6日発表19年3月期第1四半期の連結業績は、前年同期比46.2%増収、同873.7%経常増益となった。人員の最適配置の推進、運用型広告の対応体制の整備、システムおよびRPA(Robotic Process Automation)を活用した生産性の向上、業界団体等と連携した広告の信頼性維持・向上等の施策を推進。加えて、連結子会社のユナイテッド株式会社において、投資先の新規上場に伴い、インベストメント事業における売上及び利益を計上した。尚、19年3月通期の連結業績では売上高は2608億円(前期比25.2%増)、営業利益は205億円(同132.8%増)、経常利益は205億円(同133%増)、純利益は85億円(同94.6%増)を見込む。
●6855 日本電子材料
半導体検査用プローブカード大手。ブラウン管カソード等から出発。海外生産比率向上に注力。8月6日発表19年3月期第1四半期の連結業績は、前年同期比10.9%増収、経常利益は5.3億円の黒字となった。前年好調に推移した自動車用半導体向けを中心としたロジックIC向けは伸び悩んだものの、NAND型フラッシュメモリー向けの拡販が進んだことにより、売上、利益面ともに、前年同四半期を上回る結果となった。尚、19年3月通期の連結業績では売上高は152億円(前期比5.5%増)、営業利益は9.3億円(同80.8%増)、経常利益は9億円(同97.2%増)、純利益は8.7億円(同183.3%増)を見込む。
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こだわりレーティング |
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08月07日(火)分
4661 |
OLC |
三菱UFJMS |
Overweight継続 |
14500円→15400円 |
4921 |
ファンケル |
UBS |
Buy継続 |
6350円→6900円 |
5384 |
フジミインコ |
JPモルガン |
Overweight継続 |
3000円→3500円 |
6432 |
竹内製作所 |
三菱UFJMS |
Overweight継続 |
3600円→3900円 |
6976 |
太陽誘電 |
マッコーリー |
Neutral→OP格上げ |
2500円→3800円 |
6976 |
太陽誘電 |
GS |
買い継続 |
3900円→4100円 |
7164 |
全国保証 |
大和 |
1継続 |
5680円→5750円 |
7270 |
SUBARU |
野村 |
Buy継続 |
4000円→4100円 |
8957 |
東急RE |
CS |
Neutral→OP格上げ |
14.5万円→17万円 |
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