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平成30年08月10日(金)
8月9日現在海外相場 |
NYダウ |
25509ドル |
−74ドル |
ナスダック指数 |
7891P |
+3P |
CME日経先物 |
22560円 |
−40円 |
(尚、CME日経先物の前日比は昨日の大証比) |
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本日のこだわり相場感
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◎9月高への期待?
7月の酷暑続きの日を過ぎ、8月は例年の気温に戻るのかと思われましたが、気象庁の予報によりますと、9月初めまでは関東より以西では例年より高い気温の傾向が高いとの見方を示しています。まだ暑い日が続くのかと少々夏バテ感が強まる訳ですが、株式相場の方に関して言えば、サマーラリーとは言い辛い展開が続いています。
個別株こそ良いのですが、日経平均株価でみると、7月の2万1500円近辺から2万3000円近辺までの変化から、2万2500円を挟んでの上下動きが狭い展開になっています。膠着感がでたと言う訳ではないのですが、上値は米中貿易摩擦の影響、下値は好調な経済と企業業績と言う好悪の材料に投資家も方向感が出ない状況となっています。
そんな中で、今朝の日経新聞に先高を暗示させるような記事が出ていました。『「トランプ台風」9月終焉? 減税観測、日本株浮上へ』と言う内容です。膠着感の強い日本の株式相場が、9月に浮上に転じるとの見方が市場でささやかれているようで、米議会の再開とともにトランプ大統領は通商から減税へ政策の力点を移し、株価の追い風になるとの見立てだそうです。貿易を巡る日米交渉が軟着陸し、景気の足かせが外れるかが焦点になるとの見方で、9月始めには、実際には大和証券に寄りますと9月12日だそうですが、上昇への転機になるそうです。
是非ともそうなって欲しいのですが、仮にそのシナリオが正しいとすると、その上昇局面でどのような銘柄が上がるのかと言うことになります。足元で物色されている銘柄群が更に人気化するのか、或いは米中貿易摩擦で上値を抑えられていた銘柄群なのか、その辺りをじっくり見極め、8月後半戦での相場で下値を仕込みしたいものです。
日経平均株価は引き続き米中貿易摩擦と好業績に対する期待感とが交錯する動きになりそうで、2万2500円を下値にした動きが続きそうです。25日線、75日線、200日線が迫って来ているだけに、7月後半以降の揉み合いゾーンを抜ける可能性が高まって来ています。特に200日線の2万2300円台の水準がカギになりそうですが、お盆休み前で動き辛い展開と言うことのようです。
●4921 ファンケル
通販主力の無添加化粧品メーカー。サプリや健康食品も展開。海外は中国、香港、北米が中心。18年4月26日に公表した19年3月期第2四半期と通期の連結業績を7月30日に上方修正している。第2四半期の売上高は前回発表比9.1%増の597.4億円、営業利益は同71.1%増の65億円、経常利益は同70.1%増の65.5億円、純利益は同69.2%増の44億円としている。通期の売上高は前回発表比6.6%増の1220億円(前期比11.9%増)、営業利益は同28.4%増の122億円(同44.4%増)、経常利益は同28.1%増の123億円(同42.2%増)、純利益は同27.3%増の84億円(同35.7%増)としている。ファンケル化粧品、栄養補助食品関連事業の好調に加え、インバウンド需要が想定を大幅に上回って推移していることなどから、売上高及び各利益を上方修正している。
●5331 ノリタケカンパニーリミテド
森村グループ中核。世界的な高級陶磁器食器メーカー。研削砥石トップ。セラミック原料等も。8月3日発表19年3月期第1四半期の連結業績は、前年同期比8.4%増収、同59.1%経常増益となった。工業機材は国内では、主要顧客である自動車及びベアリング業界の生産が堅調に推移し、鉄鋼業界も高い水準を維持したことに加え、ダイヤモンド工具販売会社を連結子会社化したこともあり、売上げは増加。海外では、中国で鉄鋼・自動車業界の生産が高水準であったほか、東南アジアでの自動車産業が回復基調を示し、売上げが増加したものの、北米が低調であったため、全体では微増に留まった。電子ペーストは、車載用や通信機器用部品の需要が堅調に推移したことから、コンデンサー用が伸長。
●6197 ソラスト
医療機関への業務請負・人材派遣が主力。在宅サービスを中心とする介護や保育事業も展開。8月3日発表19年3月期第1四半期の連結業績は、前年同期比17.5%増収、同35.4%経常増益となった。医療関連受託事業及び介護・保育事業がともに好調に推移。尚、19年3月通期の連結業績では売上高は836.30億円(前期比12.5%増)、営業利益は47.43億円(同13.2%増)、経常利益は46.87億円(同12.5%増)、純利益は29.33億円(同8.2%増)を見込む。介護事業において前期に子会社化したベストケアやケアリンクは、確実に売上増に貢献。また、今期買収を予定している案件からの売上は、保守的に10億円程度を見込む。医療関連受託事業は、生産性とクオリティーの改善が医療機関からの新規契約の受注につながるとともに、派遣売上の伸びは今期も継続。
●1929 日特建設
基礎、地盤改良、法面など特殊土木大手。環境、防災に強み。筆頭株主は麻生グループ。好財務。8月8日発表19年3月期第1四半期の連結業績は、前年同期比11.9%増収、同134.9%経常増益となった。受注環境と受注活動は前期と同様に好調を維持したが、前年同四半期に大型工事の受注があったことからその影響により、受注高は、16,696百万円(前年同四半期比5.5%減)となった。また、売上高は、期初の繰越工事が前年比で増加していたことなどが寄与した。尚、19年3月通期の連結業績では売上高は620億円(前期比1.5%減)、営業利益は33.5億円(同18.3%減)、経常利益は33.2億円(同19.4%増)、純利益は22.3億円(同17.1%減)を見込む。
●3328 BEENOS
主力は越境EC事業。ブランド品の宅配買い取りや国内外でのインキュベーション事業も展開。7月31日発表18年9月期第3四半期の連結業績は、前年同期比10.9%増収、同98.1%経常増益となった。今期は既存事業の拡大に加え、「バーティカル構想」・「物販アービトラージ(データベースとAI技術の活用)」・「越境BtoB」の3つをテーマとした新規事業創造を積極的に推進する方針を掲げている。尚、18年9月通期の連結業績では売上高は226.00億円(前期比9.1%増)、営業利益は18.70億円(同24.1%増)、経常利益は18.70億円(同20.5%増)、純利益は20.5億円(同1.1%減)を見込んでいたが、2月1日にインキュベーション事業において、売上(売却益)の発生時期及び金額を見積もり発表することが合理的ではないと判断していること、また新規事業への積極的な取り組みを重要戦略として計画しており、その投資の時期や金額の規模については、機動的に判断していく予定であることから、業績予想の開示を見合わせていると発表。
●4004 昭和電工
ハードディスク外販首位。石油化学、電子材料用ガス、アルミ、電炉用黒鉛電極など事業幅広。18年5月9日に公表した18年12月期第2四半期と通期の連結業績を8月8日に上方修正している。第2四半期の売上高は前回発表比0.9%増の4558.45億円、営業利益は同14.8%増の780.84億円、経常利益は同20.6%増の65.5億円、純利益は同35.2%増の581.32億円としている。通期の売上高は前回発表比5.3%増の9850億円(前期比26.2%増)、営業利益は同24.1%増の1700億円(同118.5%増)、経常利益は同27.0%増の1670億円(同161.1%増)、純利益は同35.3%増の1150億円(同243.6%増)としている。
●4023 クレハ
塩素化学の工業薬・肥料発祥。クレラップ等樹脂製品、腎不全薬強い。生分解性のPGA開発。8月8日に19年3月期第1四半期の連結業績を発表、6.5%売上増収、50.2%税引前増益としている。「中期経営計画Kureha's Challenge 2018」に沿って、事業環境の変化に柔軟かつ機動的な対応を図り、持続的な成長と企業価値の向上を目指して邁進しております。当中期経営計画の最終年度の第1四半期である当期は前年同期比で増収・増益となった。尚、19年3月通期の連結業績では売上収益は1500億円(前期比1.8%増)、営業利益は140億円(同10.4%増)、税引前利益は140億円(同10.4%増)、当期利益は105億円(同8.3%増)を見込む。
●6340 渋谷工業
飲料用充填装置で国内最大手。メカトロシステム製販も手掛ける。アジア、北米、欧州向けに強み。8月8日発表18年6月通期の連結業績は、17年6月期比7.1%増収、同8.8%経常増益となった。パッケージングプラント事業の売上高は、食品用プラントは、飲料用無菌充填ラインの納入が減少したものの、設備の老朽化更新や集約化を目的とした国内の調味料メーカーへの納入が増加したことから小幅な減少に留まり、薬品・化粧品用プラントはバイアル・アンプル充填ラインなど国内の製薬メーカーへの納入が増加したことから、前連結会計年度に比べ増加。メカトロシステム事業の売上高は、切断加工機は減少したものの、医療機器はインド、中国および欧州向けの販売が、半導体製造装置は中国向けの販売が好調でそれぞれ増加。
●5301 東海カーボン
炭素製品大手。タイヤ用カーボンブラックで国内首位。電炉用電極や半導体・太陽電池用素材も。18年5月28日に公表した18年12月通期の連結業績を8月7日に上方修正している。売上高は前回発表比4.9%増の2140億円(前期比101.4%増)、営業利益は同12.6%増の740億円(同544.2%増)、経常利益は同12.9%増の745億円(同462.3%増)、純利益は同7.9%増の740億円(同526.3%増)としている。売上高は、黒鉛電極及びカーボンブラックの価格改定実施等により前回予想を上回る見込み。営業利益は、黒鉛電極の収益性向上等により、前回予想を上回る見込み。
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こだわりレーティング |
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08月08日(水)分
3563 |
スシローグローバルHD |
野村 |
Buy継続 |
6900円→7700円 |
4385 |
メルカリ |
みずほ |
新規買い |
6500円 |
4676 |
フジメディアHD |
三菱UFJMS |
Neutral→Overweight格上げ |
1870円→2420円 |
4704 |
トレンドマイクロ |
大和 |
1継続 |
7200円→8100円 |
5471 |
大同特殊鋼 |
三菱UFJMS |
Overweight継続 |
7350円→7520円 |
6383 |
ダイフク |
GS |
買い継続 |
7200円→7300円 |
6502 |
東芝 |
UBS |
Buy継続 |
450円→470円 |
6728 |
アルバック |
野村 |
Buy継続 |
7070円→7252円 |
6762 |
TDK |
メリル |
買い継続 |
14400円→15500円 |
6861 |
キーエンス |
メリル |
中立→買い格上げ |
68000円→70000円 |
6920 |
レーザーテック |
野村 |
Buy継続 |
4587円→4613円 |
6976 |
太陽誘電 |
三菱UFJMS |
Overweight継続 |
3500円→4000円 |
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