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平成30年08月14日(火)
8月13日現在海外相場 |
NYダウ |
25187ドル |
−125ドル |
ナスダック指数 |
7819P |
−19P |
CME日経先物 |
22030円 |
+140円 |
(尚、CME日経先物の前日比は昨日の大証比) |
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本日のこだわり相場感
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◎下値確認の動きに
「トルコショック」で日経平均株価は440円安。トルコリラの急落で同国向けの債権が多い欧州金融機関の経営に悪影響が及ぶとの懸念から世界的な株安が進行し、アジア市場でも新興国株を中心に軒並み下げています。この流れに対して日本株の脆さが露呈された格好で、東証1部の9割近い銘柄が下落しています。
所謂「リスクオフ」と言う流れですが、タイミング的に悪かったのが、日本市場が丁度お盆休み入りと言うことだと言えます。市場参加者の少ない中で、変化率、ボラティリティーが高まったとの見方です。こうなると、流動性の低い銘柄への株価と言う意味でも打撃は大きいと言えます。
需給が崩れると、想定以上に株価が下げると言うことになります。買いが入ってない中で、株価だけがやたらに下げると言う動きになります。東証一部の下げ率が2%程度であったのに対して、マザーズ指数は4%超の下げ率となっています。流動性の無さが成せることになりますが、これは下げだけではなく、上げる時にも言える訳です。
このトルコショックがどこまで長引き、影響を及ぼすのかと言うことになりますが、あくまでも短期的で一時的な事象に過ぎず、金融危機のような状況にはならないとする楽観的な見方があるのも確かです。一部コメントにも「リラ安による影響は短期的かつ限定的な話であり、騒ぎ過ぎだ。マネーゲーム的な売りによる下げであり、早晩買い戻されるだろう」とする内容が出ていました。
実際にはどうなのかと言うことで言えば、トルコ政権が今後どのような対応策を取るのかと言うことになります。トルコのエルドアン大統領は12日、リラ相場の安定に不可欠とされる政策金利の引き上げに対して改めて否定的な見解を示し、通貨安は今のところ落ち着きどころがみえない状況と報じられています。トルコの金融危機が欧州に伝染する可能性は十分にあるとの警戒がある訳で、市場の動揺がおさまるには時間が掛かりそうだとするコメントもでています。
ただ、世界最大の株式市場である米国株式市場ですが、確かに世界的な株安を受けて、上値の重い展開ではあるのですが、総じて下値は限定的、と言うことで言えば、日本株の下値もそれほど大きなものにならない、そう考えても良いのかも知れません。日経平均株価の下値は心理的な節目の2万1500円、そして7月5日の取引時間中の安値2万1462円ですが、一旦下値を確認すると反転のスピードも速いのかも知れません。
●3252 日本商業開発
スーパーなどテナントの商業施設建設を前提に底地取得、売却益狙う。私募REIT運用も。8月10日発表19年3月期第1四半期の連結業績は、前年同期比408.8%増収、同683.2%経常増益となった。売上高は、当第1四半は不動産投資事業の東京都港区案件、神戸市中央区案件、福岡県古賀市案件等の売却が進んだことにより、大幅な増収となった。営業利益、経常利益、純利益は、不動産投資事業の売却が進んだことによる利益の向上により大幅な増益となった。
●3798 ULSグループ
ITシステムのコンサル、設計、構築担う。流通、製造、情報サービス向けに強み。SI企業と合併。8月10日発表19年3月期第1四半期の連結業績は、前年同期比18.5%増収、同34.9%経常増益となった。売上高は、主に建設、金融、サービス、不動産及び製造業等を中心とする既存顧客からの受注が堅調に推移し、第1四半期連結累計期間としては過去最高。損益面は、堅調な受注による高稼働とプロジェクトの品質管理の徹底を継続したことにより、当第1四半期連結累計期間の営業利益、経常利益及び純利益の全てが、過去最高を記録した。
●4848 フルキャストホールディングス
短期派遣から撤退し、アルバイト紹介と同給与管理代行に主力事業を移行。警備業務請負も。18年2月9日に公表した18年12月期第2四半期と通期の連結業績を8月10日に上方修正している。第2四半期の売上高は前回発表比3.7%増の183.54億円、営業利益は同19.0%増の27.49億円、経常利益は同19.0%増の27.84億円、純利益は同31.2%増の18.69億円としている。通期の売上高は前回発表比2.1%増の377.80億円(前期比17.8%増)、営業利益は同12.4%増の56.2億円(同27.0%増)、経常利益は同12.2%増の57億円(同29.4%増)、純利益は同19.9%増の38.19億円(同27.6%増)としている。
●5288 アジアパイルHD
コンクリートパイル(基礎杭)製造・施工で2位。設計から建設まで独自の一貫請負体制を構築。8月10日発表19年3月期第1四半期の連結業績は、前年同期比19.7%増収、同228.9%経常増益となった。国内では前年度に着工した大型工事の完工が集中したこと、また海外も堅調に推移したことから、全体として増収となった。尚、19年3月通期の連結業績では売上高は820億円(前期比5.1%増)、営業利益は38億円(同17.9%増)、経常利益は34.5億円(同15.1%増)、純利益は22.5億円(同17.7%増)を見込む。
●592 OSJBHD
14年4月持株会社に。傘下に日本橋梁とPC建設のオリエンタル白石。ケーソンでシェア7割。8月10日発表19年3月期第1四半期の連結業績は、前年同期比0.5%減収、同68.2%経常増益となった。経常利益は通期計画の35億円に対する進捗率は32.4%に達した。建設事業、鋼構造物事業ともに順調な受注獲得があり、第1四半期の実績としては例年を上回る結果となった。尚、19年3月通期の連結業績では売上高は520億円(前期比4.9%増)、営業利益は35億円(同8.9%増)、経常利益は35億円(同5.5%増)、純利益は23億円(同8.0%増)を見込む。
●6098 リクルートホールディングス
求人情報検索エンジン『インディード』、生活情報分野の販促・人材メディア、人材派遣の3本柱。8月10日発表19年3月期第1四半期の連結業績は、前年同期比8.2%増収、同14.6%税引き前増益となった。HRテクノロジー事業、メディア&ソリューション事業及び?材派遣事業が全て増収となり、特にHRテクノロジー事業の成?が寄与したことによるものです。なお、売上収益に対する為替影響額は35億円のプラス寄与。尚、19年3月通期の連結業績では売上収益は2兆3020億円(前期比5.9%増)、営業利益は2100億円(同9.5%増)、当期利益は1530億円(同0.9%増)を見込む。
●6237 イワキポンプ
化学薬液の移送用ケミカルポンプ専業メーカー。多用途・多品種少量生産に強み。海外強化中。8月10日発表19年3月期第1四半期の連結業績は、前年同期比12.2%増収、同19.2%経常増益となった。半導体・液晶市場向けの空気駆動ポンプが続伸し、主力製品であるマグネットポンプも化学市場向けに好調で、医療機器市場向けの回転容積ポンプも好調に推移。また、水処理市場や化学市場向けの定量ポンプも順調に推移した。
●6638 ミマキエンジニアリング
広告・看板向けインクジェット(IJ)プリンタで世界首位級。家電向け等産業用途開拓に重点。8月10日発表19年3月期第1四半期の連結業績は、前年同期比6.3%増収、同88.0%経常増益となった。戦略的新製品の販売促進策として、サイングラフィックス市場向けのエントリー機種で、UV硬化インクを搭載してプリントとカットを1台で行うことのできる「UCJVシリーズ」。1,000万色以上のフルカラー造形を実現するUV硬化インクジェット方式3Dプリンタの「3DUJ-553」。テキスタイル・アパレル市場(以下、TA市場)向け高速機種「Tiger-1800B」の後継モデルとなる「Tiger-1800B MkU」。TA市場向けデジタルプリントの前後処理装置(コーティング機・蒸し機・洗い機)である「Rimslowシリーズ」。
●7716 ナカニシ
歯科製品で世界首位級。欧州、北米で成長。高速回転技術活用し工業用製品兼営。海外比重大。8月10日発表18年12月期第2四半期の連結業績は、前年同期比14.9%増収、同28.4%経常増益となった。主要事業である歯科製品関連事業が大幅な増収(前年同期比15.1%増)となり、売上高は、増収となった。営業利益は、人件費、新本社R&Dセンター及び新工場A1工場関連費用等が増加したものの、増収及び前年同期に比べて円安ユーロ高だったことから増益となった。
●7734 理研計器
産業用ガス保安器、計測器最大手。各種センサーを一貫生産。環境、防災関連注力、海外展開も。8月10日発表19年3月期第1四半期の連結業績は、前年同期比15.9%増収、同74.9%経常増益となった。産業防災保安機器業界は、半導体業界を始めとした主要顧客の積極的な設備投資によって需要は好調に推移。生産の合理化による原価低減、徹底した経費削減、積極的な営業活動の展開、新製品開発への積極的な投資、品質管理体制及びサービス体制の充実に継続して取り組んだ。
●7747 朝日インテック
産業用から出発、循環器治療のPTCAガイドワイヤへ展開。タイ、ベトナムでほぼ全量生産。8月10日発表した18年6月期の連結決算は、純利益が前の期比30%増の100億円となり過去最高。国内外で高度な医療器具を導入する病院が増え、心臓血管の治療に使うカテーテル(医療用細管)やガイドワイヤなどの販売が大きく伸びた。自動車向けをはじめ産業部材も好調。売上高は17%増の501億円、営業利益は28%増の137億円で、いずれも過去最高。ガイドワイヤはカテーテルを手首から挿入する際に使う医療器具で、利幅が比較的厚いとされる。カテーテルとともに国内と欧米で納入が増えた。
●9076 セイノーホールディングス
路線トラック草分けで業界最大手。愛称『カンガルー便』。トヨタ車ほか自動車販売も手掛ける。8月10日発表19年3月期第1四半期の連結業績は、前年同期比4.6%増収、同22.3%経常増益となった。輸送業界では、労働需給の逼迫による外注費の上昇や人件費の増加などの課題を抱えつつも、景気回復を背景に貨物輸送量が堅調に推移、適正運賃収受に向けた取り組みの効果も現れ始めいる。2年目となる中期経営計画「バリューアップチャレンジ 2020 〜成長へのテイクオフ〜」の諸施策を着実に実行し、これまで培ってきた「強み」を伸ばし企業価値の最大化を追求する。
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こだわりレーティング |
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08月13日(月)分
2398 |
ツクイ |
三菱UFJMS |
Buy継続 |
1000円→1100円 |
4183 |
三井化学 |
三菱UFJMS |
Overweight継続 |
3870円→3950円 |
4849 |
エンジャパン |
大和 |
1継続 |
6250円→6550円 |
4911 |
資生堂 |
SMBC日興 |
1継続 |
8410円→9520円 |
4921 |
ファンケル |
SMBC日興 |
1継続 |
7300円→7620円 |
4927 |
ポーラオルビスHD |
SMBC日興 |
1継続 |
5320円→5550円 |
5302 |
日本カーボン |
GS |
買い継続 |
8400円→8800円 |
6098 |
リクルートHD |
ジェフリーズ |
Buy継続 |
3600円→3650円 |
6098 |
リクルートHD |
GS |
買い継続 |
3400円→3500円 |
6113 |
アマダ |
GS |
買い継続 |
1500円→1550円 |
6770 |
アルプス電気 |
メリル |
買い継続 |
3700円→3900円 |
7296 |
エフシーシー |
野村 |
Buy継続 |
3650円→3900円 |
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