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平成30年08月24日(金)
8月23日現在海外相場 |
NYダウ |
25656ドル |
−76ドル |
ナスダック指数 |
7878P |
−10P |
CME日経先物 |
22490円 |
+80円 |
(尚、CME日経先物の前日比は昨日の大証比) |
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本日のこだわり相場感
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◎方向感のない動きに
米国の主要企業で構成する「米S&P500種株価指数」は22日に、20%以上の下落がない「強気相場」が3453日(2009年3月9日〜)を数えています。従来の最長はITバブルの崩壊で終わった2000年3月まででした。この指数で言うところの強気相場ですから、あくまでも米国流の定義によるもので、特段影響のあるものではないのかも知れませんが、ただ米国市場内では、投資家の心理には幾分影響があるのかも知れません。
この強気相場の長期化については、日経が解説するところに拠りますと、「緩和・減税・IT」の3つだと分析しています。米連邦準備理事会(FRB)はリーマン・ショック後、金融緩和の拡大を繰り返し、引き締めへの転換もゆっくりと進めてきました。なかなか物価が高まらない低インフレが緩和的な環境を長引かせ、株価を下支え。
財政政策の寄与も大きく、トランプ米大統領による大規模な減税は、景気の循環的な減速を先延ばししたとされています。景気拡大は19年7月まで続き、過去最長を更新する勢いです。
特に強気相場の9年半のなかで上昇をけん引したのはITの巨人で、アップルの時価総額は09年3月から13倍強に膨らみ、アップルが「iPhone」を発売した07年以降、交流サイト(SNS)や電子商取引も爆発的に伸び、米IT企業の躍進が続いています。
問題はこの強気相場がどこまで続き、どこで終了するのかと言うことになります。何事にも終わりがある訳で、多くの投資家が少なくとも年内か来年初めまでにはその時期は訪れると言う見方のようです。或いは直ぐにと言うことになるのかも知れませんが、ただ一方でこの強気相場の実際の上昇率は言う程高くないようで、2000年のITバブルの強気相場では5倍でしたが、今回は4.2倍にとどまっています。
勿論、だからと言ってまだ強気相場が続くとは限りませんが、それでも米国市場はまだまだ高値による過熱感が充満している感じではないのかも知れません。ここからはFRBによる金融政策と、そしてトランプ大統領の私的なトラブルを含めて、政権運営の手腕に掛かっていると言えるのかも知れません。
と言うことで日本株にとっても米国の強気相場が継続されるのかどうかで大きく変わってくる訳ですが、目先的にはあまり関係ないかも知れません。むしろ目先の材料の米中貿易摩擦を巡る動きやその影響からの中国の動きに左右されることになりそうです。日経平均株価は引き続き、心的な節目である2万2500円近辺に集まった75日線や200日線を意識する展開になりそうです。
●6029 アトラ
独自の開業支援システムで接骨院をFC展開。療養費請求代行など接骨院全体の業務支援も。8月7日発表18年12月期第2四半期の連結業績は、売上高は19.2億円、経常利益は2.25億円となった。尚、同社は18年12月期第1四半期より四半期連結財務諸表を作成しているため、17年12月期第2四半期の対前年同四半期増減率については記載していない。機材、消耗品販売の売上高が好調に推移。アトラ請求サービスの会員が2,820会員に増加(224会員増)HONEY-STYLEの利用院が638院に増加(19院増)18年6月1日にほねつぎ介護デイサービス等の直営事業等を吸収分割により、100%子会社であるアトラケア株式会社に承継した。
●8909 シノケングループ
頭金ゼロで可能なアパート、マンション経営を提案。ゼネコン、介護事業も。ASEANに拠点。8月8日発表18年12月期第2四半期の連結業績は、前年同期比18.5%増収、同3.1%経常増益となった。アパート販売は前年同期を上回る販売(引渡し)実績を達成。契約残高においても、金額・棟数ともに設立以来最高の数値を達成。賃貸管理では、当第2四半期間末における賃貸管理戸数は30,128戸となった。賃貸管理、分譲マンション管理ともに順調に増加。尚、18年12月通期の連結業績では売上高は1200.00億円(前期比13.3%増)、営業利益は135.00億円(同4.5%増)、経常利益は132.00億円(同8.2%増)、純利益は92.00億円(同8.4%増)を見込む。
●5002 昭和シエル石油
石油元売り大手。太陽電池も。同社と出光興産は7月10日、19年4月1日に経営統合すると発表。18年5月9日に公表した19年3月通期の連結業績を8月9日に上方修正している。売上高は前回発表比23.1%増の3兆2000億円、営業利益は同61.2%増の1580億円、経常利益は同63.3%増の1600億円、純利益は同51.5%増の1000億円としている。前回公表時(2018年5月9日)の業績予想に対して、原油価格が想定価格よりも上昇したことに伴う棚卸資産評価の影響額の増加や、石油製品マージンの改善等により、売上高、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益が前回予想を上回る見通しとなった。
●6269 三井海洋開発
浮体式の原油生産貯蔵設備(FPSO)を設計・建造。工事は外部活用。完成後に合弁通じリース。8月1日発表18年12月期第2四半期の連結業績は、既存プロジェクトの仕様変更並びにオペレーションサービス等により、受注高は39,952百万円(前年同期比52.3%減)となった。売上高はFPSO建造工事の進捗により10.9%増となった。利益面では、FPSO建造工事の未実現利益の実現により、営業利益は前年同期比295.2%増、利息収入や持分法投資利益を含めた経常利益は前年同期比74.1%増となった。尚、18年12月通期の連結業績では売上高は2200億円(前期比15.1%増)、営業利益は120億円(同4.8%増)、経常利益は220億円(同9.5%減)、純利益は150億円(同22.9%減)を見込む。
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こだわりレーティング |
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08月23日(木)分
6178 |
日本郵政 |
UBS |
Buy継続 |
1800円→1840円 |
6326 |
クボタ |
JPモルガン |
Neutral→Overweight格上げ |
2000円→2300円 |
6728 |
アルバック |
JPモルガン |
Neutral→Overweight格上げ |
6400円 |
7747 |
アサヒインテック |
野村 |
Buy継続 |
5200円→5400円 |
8963 |
INV |
野村 |
Buy継続 |
6.3万円→6.6万円 |
8985 |
JHR |
野村 |
Buy継続 |
9.7万円→9.9万円 |
9064 |
ヤマトHD |
三菱UFJMS |
Overweight継続 |
3820円→3960円 |
9984 |
ソフトバンク |
メリル |
買い継続 |
14650円→15280円 |
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