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平成30年09月03日(月)
8月31日現在海外相場 |
NYダウ |
25964ドル |
−22ドル |
ナスダック指数 |
8109P |
+21P |
CME日経先物 |
2280円 |
−40円 |
(尚、CME日経先物の前日比は昨日の大証比) |
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本日のこだわり相場感
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◎日本市場に資金が流入
先週末、8月末の日経平均株価は前日比で4円安の2万2865円、円相場は1ドル111円前半、米国株はNYダウが22ドル安の2万5964ドル、ナスダック指数は21ポイント高の8109ポイント、S&P500は横ばいの2901ポイントとなっています。
結局、月末変わらずと言う状況となった訳ですが、日経平均株価でみる限りでは、2万3000円台がどうしても上値の重石になっていると感じです。テクニカル的には日足線では75日線や200日線が横ばいに転じており、日足的には下向きにトレンドが変化する可能性があるのですが、一方で中期線となる週足線で言えば、26週移動平均線が現在2万2100円台と7月以降の下値支持ラインで上向きを継続しています。
中期的にもやはり2万3000円台がどうしても上値の目途となってしまいますが、それでも早期にこのレベルを上抜けば、年末に向けた相場上昇期待は高まることになりそうです。その為の相場を取り巻く環境が改善される事が大前提にはなるのですが、国内的には徐々に先高観が醸成されつつあると言えそうです。
その根拠としては今朝のコンテンツでも申し上げたことですが、日本株の割安感が指摘される中で、海外の運用資金が日本市場に流入する機運が高まっていることだと言えます。と言うのも、8月半ばに起きたトルコ通貨リラの急落を発端としたトルコショックを受け、欧州景気への懸念が台頭しています。欧州経済が減速すると言った懸念は世界の運用マネーにも影響を及ぼしているようで、欧州市場で行き場を失った欧州マネーが日本市場に流れ込んできているとの見方があるようです。
消去法的な日本買いではあるのですが、安定感の裏返しとも言えるようです。政治的な不安要素は少なく、米中貿易摩擦も今のところ目に見える影響はないと言えます。堅調な企業収益も買い安心感につながっているとの見方も、日本市場に資金を振り向ける動きになりそうです。
日本市場ではアナリストが業績予想を上方修正した社数から下方修正した社数を引いて算出する「リビジョン・インデックス」は野村証券によると8月30日時点で2.6と8月23日時点(1.2)を上回り、6週連続でプラスが続いています。
為替もプラス要因で、自動車や電機、機械など主力輸出企業20社は想定為替レートを1ドル=105円前後、1ユーロ=125円前後としていますが、実勢はドル、ユーロともに想定レートより円安となっています。この水準が続けば20社の18年度の営業利益を約7000億円押し上げる計算になるとの見通しです。9月の自民党総裁選で安部さんは三選すると言うことになれば、「政局安定」と言う外国人投資家の好きなキーワードを元にした日本株買いが復活することになりそうです。
●2413 エムスリー
ソニー関連会社。医療従事者向け情報サイトで製薬会社の情報提供支援。治験など周辺分野開拓。国内においては、医師会員25万人以上が利用する医療従事者専門サイト「m3.com」を中心に様々なサービスの展開。7月25日発表19年3月第1四半期の連結業績は、売上収益は前年同期比23.0%増、営業利益は同18.0%増、税引前利益は同17.5%増、四半期利益は同20.3%増となった。「m3.com」のプラットフォーム上で会員医師が主体的、継続的に高頻度で情報を受け取れる「MR君」ファミリーの各種サービスに加え、会員医療従事者を対象とした調査サービス、会員へ医療情報以外のライフサポート情報を提供する「QOL君」等の一般企業向けマーケティング支援サービス等を提供。さらに、次世代MR「メディカルマーケター」の提供、医療系広告代理店等の事業を、グループ各社を通じて展開。
●6191 エボラブルアジア
航空券の予約サイト『空旅』主力、国内に特化。他社OEMも。ベトナムでITオフショア開発。オンライン旅行代理店として、国内航空券販売を主軸に、引き続き業績を拡大。8月14日発表18年9月期第3四半期の連結業績は、売上高が63.19億円、経常増益は4.59億円の損失となった。オンライン旅行代理店として、国内航空券販売を主軸に、サービスラインの多角化を図り、業容を拡大し、ブランドであるエアトリの認知度向上や顧客獲得に取り組んで参りました。また、オンライン旅行事業におけるノウハウを活かし、訪日旅行客を対象としたサービスを引き続き推進。平成24年より開始したITオフショア開発事業は、ベトナムにおけるラボ型開発を主軸に、多業種にわたり順調に顧客先を獲得し、雇用エンジニア数を増加させ、平成30年6月末現在は914名規模まで成長。
●9065 山九
新日鉄住金と緊密。物流と工場建設・改修保守が両軸。工場建設から保守まで一括運営も強い。7月30日発表19年3月期第1四半期の連結業績は、前年同期比11.2%増収、同42.9%経常増益となった。港湾事業は、新規航路開設の寄与等により主要船社のコンテナ取扱量が総じて増加し、国際物流事業では国内外で連携した大型PJ輸送の拡大等により、増収増益となった。3PL事業では、店舗向け配送作業の増加ならびに、一般物流における低採算作業からの撤退等が収益へ寄与。設備工事関連では、国内での大型設備解体工事の受注に加え、電力関連の定検工事や鉄構内の設備増強工事等を獲得。保全作業では、今年度は石油・石化構内設備のSDMがメジャー年であり、前期マイナー年との同期で比較した工事長の増加に加え、重責物輸送での橋梁据付け工事獲得等により、増収増益となった。尚、19年3月通期の連結業績では売上高は5400億円(前期比1.5%増)、営業利益は320億円(同1.3%増)、経常利益は322億円(同3.5%増)、純利益は210億円(同8.2%増)を見込む。
●7744 ノーリツ鋼機
業務用写真プリンタ事業を16年2月、投資ファンドに譲渡。医療やシニア軸に事業再構築。8月9日発表19年3月期第1四半期の連結業績は、前年同期比22.2%増収、同57.8%税引前減益となった。ものづくりセグメントの、ペン先部材・コスメ部材等のものづくりに関する事業の売上が堅調に推移したこと、ヘルスケアセグメントの、医療情報に関する事業、歯科材料・医療材料に関する事業、医療検査に関する事業、医療機関サポートに関する事業が各事業ともに順調に成長していること、シニア・ライフセグメントの、シニア向け雑誌の出版・通信販売に関する事業が堅調に推移したこと、及び少額短期保険事業を営む連結子会社が増加したことにより、増収となった。
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こだわりレーティング |
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08月31日(金)分
1878 |
大東建託 |
マッコーリー |
新規OP |
20520円 |
2270 |
雪印メグミルク |
みずほ |
買い継続 |
3400円→3450円 |
4452 |
花王 |
UBS |
新規Buy |
9500円 |
4631 |
DIC |
みずほ |
買い継続 |
4500円→4800円 |
5301 |
東海カーボン |
GS |
買い継続 |
3000円→3100円 |
5302 |
日本カーボン |
GS |
買い継続 |
8800円→9000円 |
5334 |
日本特殊陶業 |
モルガンS |
Overweight継続 |
3550円→3700円 |
5802 |
住友電気工業 |
みずほ |
買い継続 |
2000円→2050円 |
6702 |
富士通 |
GS |
買い継続 |
870円→880円 |
6762 |
TDK |
モルガンS |
Overweight継続 |
13000円→14200円 |
7181 |
かんぽ生命 |
三菱UFJMS |
新規Overweight |
3000円 |
7518 |
ネットワンシステムズ |
ジェフリーズ |
Buy継続 |
2240円→2795円 |
8316 |
三井住友FG |
モルガンS |
Overweight継続 |
5300円→5400円 |
8354 |
ふくおかFG |
モルガンS |
Overweight継続 |
640円→720円 |
8473 |
SBIHD |
ドイツ |
Hold→Buy格上げ |
2750円→3400円 |
8616 |
東海東京FHD |
ドイツ |
Hold→Buy格上げ |
750円 |
8766 |
東京海上HD |
三菱UFJMS |
新規Overweight |
7000円 |
8795 |
T&DHD |
三菱UFJMS |
新規Overweight |
2000円 |
8985 |
JHR |
マッコーリー |
新規OP |
9.72万円 |
9603 |
HIS |
野村 |
Buy継続 |
4400円→4500円 |
9627 |
アインHD |
野村 |
Buy継続 |
9100円→9300円 |
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