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平成30年09月05日(水)
9月4日現在海外相場 |
NYダウ |
25952ドル |
−12ドル |
ナスダック指数 |
8091P |
−18P |
CME日経先物 |
22710円 |
−60円 |
(尚、CME日経先物の前日比は昨日の大証比) |
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本日のこだわり相場感
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◎上値の重い展開も・・
日経平均株価の2万3000円の壁は、それ程にまで厚いのかと言うことで、9月新しい月に入っても上値の重い展開となっています。4日も日経平均株価の上値は2万2700円台までと、結局戻り切れずにマイナスで終えた訳です。
日経の今朝の記事に拠りますと、価格帯別の東証1部売買代金は2万2500〜2万3000円が多いぞうで、この水準では利益確定売りや戻り売りが出やすいからだそうです。上半期の運用成績を確定させたい金融機関の売りも2万3000円の壁を厚くしているとの分析です。
一方で強気の見方も徐々に出ているようで、決算対策売りが一巡する10月以降は需給面の重しが軽くなり、相場は上値を試す可能性があると、こちらは楽観的な見方を示しています。あまり楽観視するのも、期待外れで逆に下振れする要因となるので、禁物ですが、それでも10月、11月相場が高いとする多くの市場関係者が見ている根拠であることに違いはないようです。
もう少しその価格帯別売買高を見ると、18年の東証1部の売買代金を日経平均の終値の価格帯別に集計すると、総売買代金の52%に相当する225兆円が2万2000円台に集中しているそうです。特に2万2500〜2万3000円の累積売買代金は121兆円と最多で、現在のようなボックス相場が長く続くと、特段の理由がなくても株価が少しでも上がればいったん売却して利益を確定する投資家が増えてくると言うのが専門家の見方です。
機関投資家と言えどもコスト意識は強いようで、利益が出てるのであれば、こんな膠着している相場なら、一旦売っておこうと言うのが、投資家の本音である訳です。所謂、やれやら売りな訳で、日本の投資家の多くが、概してそのような投資行動に出る傾向が強いと言うことのようです。
ここでやはり2万3000円台をがつんと上抜き、やれやれ売りを出した投資家をギャフンと言わせるような買いが入る事が期待されるところです。その為にはこれまでの日本株相場を主導してきた外国人投資家の買いが必要になりそうです。その為には9月20日に投開票される自民党総裁選で安部さんが三選を果たし、「政局安定」と言うキーワードの元で、海外勢の積極的な買いが入る事が絶対必要条件なのかも知れませんね。
と言う事で年末高への期待が徐々に高まっているとの指摘もあるようですから、ここでの下振れ局面は絶好の仕込み場だと考えた方が良いでしょうから、この際に銘柄の大幅な入れ替えも良いのかも知れません。目先は米国の通商摩擦の動向を探る動きでやや神経質な展開、日経平均株価は引き続き2万2500円を下値抵抗ラインとして上値の重い展開になりそうです。
●6544 ジャパンエレベーターSHD
関東、北海道軸にエレベーターの保守・保全、リニューアル展開。独立系首位。価格、技術力に強み。8月7日発表19年3月期第1四半期の連結業績は、前年同期比17.0%増収、同59.1%経常増益となった。保守・保全業務は、保守契約台数が堅調に推移し、当第1四半期間の保守・保全業務の売上高は3,221百万円(前年同四半期比11.9%増)。リニューアル業務は、事業拡大に備えた営業体制の強化や部品供給停止案件の提案強化により、当第1四半期間のリニューアル業務の売上高は799百万円(前年同四半期比42.4%増)となった。
●7172 ジャパンインベストメントアドバイザー
航空機オペレーティング・リースが柱の金融ソリューション事業展開。M&Aアドバイザリーも。8月2日発表18年12月期第2四半期の連結業績は、前年同期比95.7%増収、同129.1%経常増益となった。中核事業であるオペレーティング・リース事業の案件組成が順調に進み、顧客(投資家)からの強い需要を背景に商品の販売も好調に推移した。尚、18年12月期通期の連結業績は、売上高は120.00億円(前期比47.4%増)、営業利益は68.00億(同44.5%増)、経常利益は60.00億円(同43.7%増)、純利益は41.00億円(同50.4%増)を見込む。
●7956 ピジョン
育児用品で国内トップ。哺乳瓶発祥、小物に強い。海外は中国、欧米主体に新興国開拓も意欲的。9月3日発表19年1月期第2四半期の連結業績は、前年同期比7.7%増収、同24.5%経常増益となった。売上高は、国内ベビー・ママ事業、中国事業、シンガポール事業、ランシノ事業の販売実績が好調に推移。利益面は、売上原価率が前期比で約2.8ポイント改善した。尚、19年1月通期の連結業績では売上高は1070.00億円(前期比4.3%増)、営業利益は204.00億円(同5.1%増)、経常利益は204.00億円(同1.3%増)、純利益は141.00億円(同2.9%減)を見込む。
●9824 泉州電業
電線専門商社、オーナー経営。昭和電線が最大仕入れ先。即納強み。売上高は銅価と連動性高い。9月3日に18年10月期第3四半期の連結業績は、前年同期比10.6%増収、同17.0%経常増益となった。建設需要の緩やかな持ち直しや銅価格の上昇による増収効果要因に加え、民間設備投資向け電線の需要が底堅く推移。尚、18年10月通期の連結業績では売上高は810億円(前期比8.1%増)、営業利益は35.9億円(同12.1%増)、経常利益は38.2億円(同10.6%増)、純利益は25.7億円(同12.2%増)を見込む。
●2413 エムスリー
ソニー関連会社。医療従事者向け情報サイトで製薬会社の情報提供支援。治験など周辺分野開拓。国内においては、医師会員25万人以上が利用する医療従事者専門サイト「m3.com」を中心に様々なサービスの展開。7月25日発表19年3月第1四半期の連結業績は、売上収益は前年同期比23.0%増、営業利益は同18.0%増、税引前利益は同17.5%増、四半期利益は同20.3%増となった。「m3.com」のプラットフォーム上で会員医師が主体的、継続的に高頻度で情報を受け取れる「MR君」ファミリーの各種サービスに加え、会員医療従事者を対象とした調査サービス、会員へ医療情報以外のライフサポート情報を提供する「QOL君」等の一般企業向けマーケティング支援サービス等を提供。さらに、次世代MR「メディカルマーケター」の提供、医療系広告代理店等の事業を、グループ各社を通じて展開。
●8909 シノケングループ
頭金ゼロで可能なアパート、マンション経営を提案。ゼネコン、介護事業も。ASEANに拠点。8月8日発表18年12月期第2四半期の連結業績は、前年同期比18.5%増収、同3.1%経常増益となった。アパート販売は前年同期を上回る販売(引渡し)実績を達成。契約残高においても、金額・棟数ともに設立以来最高の数値を達成。賃貸管理では、当第2四半期間末における賃貸管理戸数は30,128戸となった。賃貸管理、分譲マンション管理ともに順調に増加。尚、18年12月通期の連結業績では売上高は1200.00億円(前期比13.3%増)、営業利益は135.00億円(同4.5%増)、経常利益は132.00億円(同8.2%増)、純利益は92.00億円(同8.4%増)を見込む。
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こだわりレーティング |
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09月04日(火)分
2413 |
エムスリー |
野村 |
Buy継続 |
5500円→6000円 |
2491 |
Vコマース |
SMBC日興 |
新規1 |
2900円 |
3391 |
ツルハHD |
ジェフリーズ |
Hold→Buy格上げ |
13600円→15000円 |
3861 |
王子HD |
マッコーリー |
Neutral→OP格上げ |
650円→950円 |
6371 |
椿本チエイン |
みずほ |
買い継続 |
1100円→1200円 |
6762 |
TDK |
みずほ |
買い継続 |
13000円→14500円 |
8306 |
三菱UFJFG |
JPモルガン |
Overweight継続 |
800円→860円 |
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