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平成30年09月07日(金)
9月6日現在海外相場 |
NYダウ |
25995ドル |
+20ドル |
ナスダック指数 |
7922P |
−72P |
CME日経先物 |
22455円 |
−25円 |
(尚、CME日経先物の前日比は昨日の大証比) |
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本日のこだわり相場感
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◎自然災害による影響
6日未明に起きた北海道地震の余波が株式市場でも影響を受けているようで、北海道関連銘柄を中心にした売りがこの日は終始出ていたようです。加えて先日の関西国際空港の台風被害に加えて、今回の新千歳空港の被害と、海外からの訪日客にとっては大きなダメージになっているようです。
そもそも空の玄関口としては、成田、羽田がそれぞれ1位、2位なのですが、3位に関空、4位に福岡、そして5位が新千歳となっているそうです。3位と5位と言う日本の玄関口としての2大空港が閉鎖となってしまっては、海外からの訪日客にも大きな影響がありそうで、インバンド需要を見込んでいた北海経済や関西経済に影響が今後及びそうで、延いては日本全体の経済にも影響するのではないかと言った懸念が強まっている事は確かなようです。
そう言えば、松井証券でも北海道にあるコールセンターが被災した影響で電話での問い合わせが出来ないとコメントされていたようで、この面でも影響が出ているようです。コールセンターを沖縄においている企業が多いと聞いていましたが、北海道にもあるようです。いずれにしても、このような自然災害が発生する為に、企業活動が制約されてしまう訳ですから、後々の業績にも影響を及ぼす可能性があるかも知れません。
勿論、電力供給が早期に復興されるなど、短期に問題が収束されると言うことになれば、影響は軽微に留まるのかも知れませんが、逆に長期化するようですと、北海道や関西に限らず、日本全体への影響も想定されることになります。その辺りを見込んでか、関連銘柄のみならず、日本株全体の重石として受け止める投資家も多いようで、取り敢えずは手控えムードを決め込む向きは多くなっているようです。
この地震、台風の影響がどの程度のものになるのかは今後見極める必要があるのですが、ただ企業業績に関しては総じて良好だと言う見方が強いようです。大和証券が、2018年度の主要企業(金融を除く)の経常利益が前期比11.4%増になるとの見通しを発表しています。前回予想から2.7ポイント上方修正、通信や電機などの業種の業績見通しを引き上げています。
ちなみに19年度の経常利益は18年度予想比で8.4%増える見通しで、従来予想は10.7%増となっています。経常利益予想額は上方修正したものの、18年度予想を上方修正したため伸び率は鈍化した。自動車や電機の業績予想を従来比で引き上げています。19年度が伸び悩むと見た方が良いのかどうかと言う点ですが、貿易摩擦やその影響による中国経済の動向次第と言う側面もありますから、まだ流動的と言うことになりそうです。日経平均株価はやや円高に振れている事や米国株、特に今晩の雇用統計を控えて上値の重い展開になりそうです。
●4584 ジーンテクノサイエンス
北大発創薬ベンチャー。がん、免疫系中心にバイオ後続品を開発。ノーリツ鋼機グループ入り。8月6日発表19年3月期第1四半期の業績は、前年同期比59.6%増収、経常損失が0.62億円となった。バイオ後続品事業は、富士製薬工業と持田製薬による好中球減少症治療薬「フィルグラスチムBS」の販売が順調に推移。これに続く品目として、16年9月に三和化学研究所と共同開発を行っているダルベポエチンアルファバイオ後続品について国内における第V相臨床試験を開始、同年12月には持田製薬とがん治療領域におけるバイオ後続品について共同事業化契約を締結し、製造販売承認の取得に向けての共同開発を始め、17年3月に伊藤忠ケミカルフロンティアと新たなバイオ後続品の開発について資本業務提携を結び、同年11月には千寿製薬と共同開発を行っているバイオ後続品について国内における第V相臨床試験を開始するなど着実に事業を前進している。
●6030 アドベンチャー
航空券の予約サイト『スカイチケット』運営、国内航空券が主力。金券ショップや投資事業も。18年5月14日に公表した18年6月通期の連結業績を8月13日に上方修正している。売上高は前回発表比20.7%増の150.93億円(前期比186.5%増)、営業利益は同4.9%増の5.36億円(同29.5%増)、経常利益は同2.4%増の5.11億円(同25.1%増)、純利益は同4.6%増の3.13億円(同29.7%増)としている。主力サービスであるskyticketの取扱高が業績予想時の見積もりを超えて、大きく伸長したことなどによるもの。尚、19年6月期は、主力サービスであるskyticketの取扱高が引き続き急速に伸長していること等を要因に現時点で合理的に予測することが困難である項目が復数存在しているため、現時点での19年6月期の連結業績予想を非開示としている。
●3923 ラクス
クラウドとIT人材派遣の2本柱。『メールディーラー』が収益柱。『楽楽精算』を育成中。8月13日発表19年3月期第1四半期の連結業績は、前年同期比40.3%増収、同59.6%経常増益となった。足元で成長を牽引しているクラウド経費精算サービス「楽楽精算」は新規導入が好調に推移しており、高成長が持続。また、主に請求書の電子化に利用されているWEB帳票発行システム「楽楽明細」の引き合いが増加、将来の成長を見据えた営業人員の増員を行っている。その他主要なクラウドサービスも順調に推移したことに加え、M&Aで取得したクラウドサービスの貢献もあった。
●7821 前田工繊
河川、道路補強等の防災用建築・土木資材の大手。産業資材、自動車ホイールも柱。M&A注力。7月27日発表18年9月期第3四半期の連結業績は、前年同期比8.9%増収、同21.2%経常増益となった。国内の公共工事事業は、当社の盛土補強材や排水材、森林保全製品、景観資材等の売上が順調に推移した。不織布関連の製品は、産業資材、自動車資材等で使用されるスパンボンド(連続長繊維不織布)の受注が大幅に増加、引き続き好調に推移。子会社の未来コーセン社では、原材料コストの一部で価格転嫁が遅れたものの、主力商品である精密機器製造向けワイピングクロスにおいて、半導体製造装置の需要増加により、高性能ワイピングクロスDTM50等の自社販売が引き続き好調、受託生産事業が堅調に推移した。
●7956 ピジョン
育児用品で国内トップ。哺乳瓶発祥、小物に強い。海外は中国、欧米主体に新興国開拓も意欲的。9月3日発表19年1月期第2四半期の連結業績は、前年同期比7.7%増収、同24.5%経常増益となった。売上高は、国内ベビー・ママ事業、中国事業、シンガポール事業、ランシノ事業の販売実績が好調に推移。利益面は、売上原価率が前期比で約2.8ポイント改善した。尚、19年1月通期の連結業績では売上高は1070.00億円(前期比4.3%増)、営業利益は204.00億円(同5.1%増)、経常利益は204.00億円(同1.3%増)、純利益は141.00億円(同2.9%減)を見込む。
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こだわりレーティング |
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09月06日(木)分
1332 |
日本水産 |
みずほ |
買い継続 |
1000円→1100円 |
1605 |
国際帝石 |
大和 |
3→1格上げ |
1410円→1680円 |
4911 |
資生堂 |
JPモルガン |
Overweight継続 |
10000円→12300円 |
6770 |
アルプス電気 |
モルガンS |
Overweight継続 |
3500円→3850円 |
9470 |
学研HD |
野村 |
Buy継続 |
6500円→7600円 |
9828 |
元気寿司 |
野村 |
新規Buy |
6800円 |
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