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平成30年09月14日(金)
9月13日現在海外相場 |
NYダウ |
26145ドル |
+147ドル |
ナスダック指数 |
8013P |
+59P |
CME日経先物 |
22805円 |
−15円 |
(尚、CME日経先物の前日比は昨日の大証比) |
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本日のこだわり相場感
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◎2万3000円台を意識
NYダウが27ドル高、円相場は1ドル111円台前半、そして中国上海株が4営業日ぶりに反発。外部環境の安定が日本株相場を下支えする格好で13日の日経平均株価は200円超の上昇で2万2800円台まで上伸しています。2万3000円台まで後1500円まで迫っています。
米中貿易摩擦、と言うか貿易戦争の影響が尾を引く動きが相場の重石になっていた訳で、米国と言うかむしろ中国の動向が日本株にとっては気になる動きだと言えます。その意味では13日に上海株が4日ぶりに反発したのは大きかったかも知れません。中国が貿易戦争の影響で経済減速に陥ると言う懸念が強かっただけに、その懸念が後退する動きを好感した展開になっています。
色々な米中貿易摩擦に関する好悪の材料が出る中で、中国関連銘柄に対する売り買いが強まる訳ですが、結果的には下値は仕込み場だったと言うようなことになるのかも知れません。あの中国の事ですから、強引にも自国の経済を減速から脱する戦略を取るでしょうから、早晩と言うか時期は別にしても、回復することになるのかも知れません。
その米中貿易摩擦に関する材料ですが、13日の米国市場ではトランプ米政権が中国との貿易摩擦緩和に向けた閣僚協議の再開を打診しているとの報道が流れ、中国商務省の高峰報道官が13日の記者会見で「米国から招待を受けており、歓迎している」と確認しています。
米中間の本格的な「貿易戦争」は回避されるとの期待が広がっているようで、この日のNYダウは100ドルを超える上昇となっています。ナスダック指数も前日のイベントで、3種類の新型「iPhone(アイフォーン)」などを発表したアップルが上昇していることもあり、8000ポイントを回復しています。
中国株が戻ると、中国市場への依存度の高いボーイングやキャタピラーが堅調に推移すると言うような分かり易い動きですから、米国市場にとっても影響が大きいようです。と言うことで、この先本格的に米中貿易摩擦が解消に向かうのかどうかは良く見極める必要はありますが、ただそれでもその都度このような好材料が出る度に下値を確認する展開になりそうです。
週末の日本株ですが、引き続き外部環境の動向を見守りながらの展開になりそうです。13日にトルコ中銀が主要政策金利を6.25%引き上げましたが、通貨リラが8月に暴落し、インフレも年20%近くに達し、中銀が通貨防衛や経済の正常化に向け、景気優先のエルドアン大統領に逆らう形で利上げに踏み切れるか注目されていましたが、トルコによる大幅利上げで新興国経済・通貨不安に対する過度の懸念が後退しています。日本株にとってもこのリスクオフの流れが後退する動きを好感し、堅調な展開が想定されそうです。
日経平均株価の2万3000円台というのが今年に入り4度チャレンジして押し戻されていますので、今回も相当に抵抗感のあるレベルなのですが、ただ年末に向けた先高観が結構出て来ていますから、実際に突破できるかどうかは別にしても、強い地合いが続くことになりそうです。
●3038 神戸物産
冷凍食品など食材販売の『業務スーパー』をFC展開。外食買収で食材供給拡大。輸入材料多い。9月12日発表18年10月期第3四半期の連結業績は、前年同期比5.9%増収、同3.0%経常減益となった。業務スーパー事業における出店状況は、出店34店舗、退店5店舗、純増29店舗の結果、総店舗数は809店舗。神戸クック事業における出店状況は、日本最大級の大型バイキングチェーンである「神戸クック・ワールドビュッフェ」では、出店4店舗、退店1店舗、純増3店舗の結果、総店舗数は全国で19店舗。
●3475 グッドコムアセット
東京23区で投資用ワンルームマンション、家族向けも展開。女性公務員に顧客基盤。台湾に販社。9月12日発表18年10月期第3四半期の連結業績は、前年同期比88.5%増収、同108.6%経常増益となった。国内自社販売では自社ブランド「GENOVIA」シリーズのワンルーム及びファミリータイプを国内の個人投資家に販売し、当第3四半期における販売数は、156戸。国内業者販売では自社ブランド「GENOVIA」シリーズのワンルームタイプを国内の不動産販売会社に積極的に販売し、当第3四半期における販売数は、379戸。不動産管理では建物管理戸数、賃貸管理戸数の堅調な増加により、順調に推移した。尚、18年10月通期の連結業績では売上高は161.88億円(前期比64.6%増)、営業利益は16.2億円(同78.5%増)、経常利益は15.1億円(同84.1%増)、純利益は10.35億円(同66.9%増)を見込む。
●3480 ジェイ・エス・ビー
学生向け賃貸マンションの企画開発・仲介・運営管理。高齢者向けや外国人留学生向けにも進出。9月12日発表18年10月期第3四半期の連結業績は、前年同期比6.8%増収、同8.9%経常増益となった。主力事業である不動産賃貸管理事業における、管理戸数の堅調な増加や高水準の入居率を維持していることから、売上高は順調に推移。一方、コスト面では人員数の増加に伴う人件費の増加、当社グループの運営する『UniLife』ブランドの浸透や認知度の向上、グループの取り扱う物件競争力の強化を目的とした活発な広告宣伝活動により広告宣伝費が増加。
●6191 エボラブルアジア
航空券の予約サイト『空旅』主力、国内に特化。他社OEMも。ベトナムでITオフショア開発。オンライン旅行代理店として、国内航空券販売を主軸に、引き続き業績を拡大。8月14日発表18年9月期第3四半期の連結業績は、売上高が63.19億円、経常増益は4.59億円の損失となった。オンライン旅行代理店として、国内航空券販売を主軸に、サービスラインの多角化を図り、業容を拡大し、ブランドであるエアトリの認知度向上や顧客獲得に取り組んで参りました。また、オンライン旅行事業におけるノウハウを活かし、訪日旅行客を対象としたサービスを引き続き推進。
●7812 クレステック
企業の製品取扱説明書、メカニック向け修理マニュアル制作、印刷。中国、比国など海外展開急。8月14日発表18年6月通期の連結業績は、17年6月期比16.2%増収、同5.7%経常増益となった。東南アジア地域において、フィリピンにおける情報機器関係での受注拡大による売上高の増加に加え、日本において、平成29年7月1日付けで完全子会社となった大野印刷株式会社の経営改善に取り組み、第4四半期において計画を上回る改善となり利益が増加した。尚、19年6月通期の連結業績では売上高は178.24億円(前期比3.1%増)、営業利益は9.36億円(同17.0%増)、経常利益は8.49億円(同12.4%増)、純利益は4.62億円(同18.1%増)を見込む。
●4516 日本新薬
医家向け医薬品主体、自社創薬は泌尿器科、血液内科、難病・希少疾患に集中。機能食品も育成。8月7日発表19年3月期第1四半期の連結業績は、前年同期比14.8%増収、同1.1%経常減益となった。医薬品事業では、前立腺肥大症に伴う排尿障害改善剤「ザルティア」、肺動脈性肺高血圧症治療剤「アドシルカ」、がん疼痛・慢性疼痛治療剤「トラマール」・「ワントラム」、自社創薬品の肺動脈性肺高血圧症治療剤「ウプトラビ」の伸長と、同製品の海外売上に伴うロイヤリティ収入および共同販促収入等が寄与。機能食品事業では、プロテイン製剤、健康食品素材の売上が増加。尚、19年3月通期の連結業績では売上高は1080億円(前期比6.5%増)、営業利益は185億円(同8.3%増)、経常利益は190億円(同8.9%増)、純利益は140億円(同8.1%増)を見込む。
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こだわりレーティング |
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09月13日(木)分
3349 |
コスモス薬品 |
JPモルガン |
Neutral→Overweight格上げ |
21600円→25200円 |
3994 |
マネーフォワード |
SMBC日興 |
1継続 |
3700円→5500円 |
8919 |
カチタス |
三菱UFJMS |
新規Buy |
4300円 |
9603 |
HIS |
三菱UFJMS |
新規Buy |
4600円 |
9697 |
カプコン |
みずほ |
買い継続 |
3100円→3300円 |
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