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平成30年09月18日(火)
9月17日現在海外相場 |
NYダウ |
26062ドル |
−92ドル |
ナスダック指数 |
7895P |
−114P |
CME日経先物 |
23035円 |
+65円 |
9月14日現在海外相場 |
NYダウ |
26154ドル |
+8ドル |
ナスダック指数 |
8010P |
−3P |
CME日経先物 |
23050円 |
+80円 |
(尚、CME日経先物の前日比は昨日の大証比) |
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本日のこだわり相場感
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◎2.3万円台乗せ
先週末の日経平均株価は2万3094円と終値ベースで2万3000円台に乗せています。2万3000円台にチャレンジしたのは今年1月に2万4000円台に乗せた後、3月の安値2万617円の後、5月、6月、7月、8月と毎月のように上値を目指す動きを繰り返した訳ですが、終値ベースで2万3000円台に乗せたのは5月だけ、と言う事で4か月ぶりのことになります。
これで上値を抜けて一気に上昇基調に転じると言う期待感もあるのですが、周りの環境、特に外部環境を考慮すると、なかなか強気に転じるムードにならないと言うのが投資家の本音のようです。特に米国株市場で連日の相場の重石になっている「米中貿易摩擦」問題は米国有利だと見られており、米国株には影響はないものの、お隣中国経済には大きな打撃になるだけに、日本株にとっては、米中の争いがどちらが勝利しても、影響は避けられないと言う見方が強くなっています。
その上、先日、2016年の米大統領選でトランプ陣営の選対本部長を務めたマナフォート被告が14日に検察当局の捜査に全面協力することで合意しており、トランプ大統領にとって11月の中間選挙を控え、大きな問題を抱えたことが上げられています。ロシア疑惑が政権の支持率にも悪影響を及ぼしかねないうようで、最近の米メディアの世論調査では疑惑を捜査する司法当局を支持する声が高まっています。
米CNNテレビの9月上旬の調査によると、捜査当局の支持率は50%と6月に比べて9ポイント上がり、昨年12月の調査開始以降で最高となっています。米紙ワシントン・ポストの調査でも当局の支持率は8月末時点で63%と不支持率の29%を大きく上回り、米国民は疑惑を否定するトランプ氏に疑いを持ち始めているようです。一説に拠りますと、中間選挙後になるのでしょうが、成り行き次第でトランプ大統領が弾劾裁判を受ける可能性を指摘する声も上がっているようで、中国動向よりももしかしてより深刻な状況になるかも知れないと言う懸念を抱く向きもいるとのことです。
今のところ状況を見極めるしかないのですが、ただ、世界的な株価動向を見る限りでは、過去の経験則上からしますと、それ程の懸念を抱く必要はないのかもしれません。と言うのは株価は半年先を予見していると言う言い方をしますが、世界の株価を見ると、その趨勢が良く理解できるところです。
まず米国は足元でやや上値は重いものの、引き続き高値圏で推移しています。一方で中国株は先週まで安値を更新する動きが続いています。特に中国に傾倒したいた国の株価を見ると、例えばドイツ株などは安値で推移している一方でオートラリアなどは対中国に比較的に強硬姿勢を取り始めているとの報道もあり、堅調な動きとなっています。明らかに米国を含め、米国サイドの国々の株価が堅調であり、中国を含め中国サイドの国々の株価が軟調だと言うことになります。
株価だけで見る限りでは、この米中貿易戦争の勝利は明らかに米国だと言うことになり、株式相場の世界ではそう予見している訳です。トランプ大統領のロシア疑惑と言う懸念材料があるものの今のところはそう気にしていないと言うことになるのですが、世界の状況が株価だけで決まる訳でもありませんから、その信頼性に確証は持てませんが、それでも足元の投資戦略としては、事実を見極めてと言うことになるのかも知れませんね。
足元で円相場が1ドル112円台に乗せて来ています。極端な円安と言うことではありませんから、日本株を押し上げる程のインパクトはないのですが、それでも日経平均株価の下支え要因とはなりそうです。週明けは米国株はやや軟調ですから、日本株も上値の重い展開となりそうですが、皆が注目する5月以降5度目の2万3000円大台乗せた定着できるのかどうかが意外に大きなポイントになりそうです。
●5019 出光興産
石油元売り2位。石油化学や原油・石炭開発も。同社とと昭和シェル石油は7月10日、19年4月1日に経営統合すると発表。反対していた大株主である出光創業家の一部が取締役の推薦などを条件に同意。18年5月15日に公表した19年3月通期の連結業績を8月14日に上方修正している。売上高は前回発表比9.7%増の4兆2800億円(前期比14.7%増)、営業利益は同42.9%増の2200億円(同9.3%増)、経常利益は同47.1%増の2500億円(同10.5%増)、純利益は同35.9%増の1400億円(同13.7%減)としている。売上高は、原油価格の上昇等を見込んだことにより、前回発表予想から増収となる見通し。
●9076 セイノーホールディングス
路線トラック草分けで業界最大手。愛称『カンガルー便』。トヨタ車ほか自動車販売も手掛ける。8月10日発表19年3月期第1四半期の連結業績は、前年同期比4.6%増収、同22.3%経常増益となった。輸送業界では、労働需給の逼迫による外注費の上昇や人件費の増加などの課題を抱えつつも、景気回復を背景に貨物輸送量が堅調に推移、適正運賃収受に向けた取り組みの効果も現れ始めいる。2年目となる中期経営計画「バリューアップチャレンジ 2020 〜成長へのテイクオフ〜」の諸施策を着実に実行し、これまで培ってきた「強み」を伸ばし企業価値の最大化を追求する。
●2362 夢真ホールディングス
施工図作図が祖業、大量採用による建設現場の若年層施工管理技術者派遣が主力。技術者派遣も。17年11月6日に公表した18年9月通期の個別連結業績を9月7日に上方修正している。連結業績では売上高は前回発表比変わらずの390億円、営業利益は同20%増の54億円、経常利益は同15.6%増の52億円、純利益は同27.6%増の37億円としている。個別では技術者採用および定着率が想定を上回り推移していることで、期末在籍技術者数5,100 人計画を超えることが見込まれている。また、稼働率および派遣単価の改善が進み、売上総利益率が2ポイント超の改善見込み、対して販売費及び一般管理費は、採用コストの予算厳守、管理部門のローコストオペレーションにより微増に留まった。
●3391 ツルハホールディングス
ドラッグストア最大手級の一角。北海道から南下して九州まで展開。傘下にレデイ薬局、福太郎。6月18日発表18年5月通期の連結業績は、17年5月期比16.7%増収、同12.9%経常増益となった。18年5月期配当を17年5月期比6円増配の146円としている。出店は、ドミナント戦略に基づく地域集中出店および既存店舗のスクラップアンドビルドを推進したことにより、期首より130店舗の新規出店と35店舗の閉店を実施。また平成29年9月29日付で杏林堂グループ・ホールディングスを子会社化、同社の子会社である杏林堂薬局が運営する静岡県内のドラッグストアおよび調剤薬局78店舗が当社グループに加わり、当連結会計年度末のグループ店舗数は直営店で1,931店舗。なお、タイ国内の当社グループ店舗は、1店舗の新規出店と2店舗の閉店を実施、店舗数は平成30年5月15日現在で18店舗。
●3930 はてな
運営する『はてなブログ』で広告獲得。企業サイト向けシステム、コンテンツ提供が利益支える。18年7月通期の業績では売上高は20.92億円(17年7月期比10.7%増)、営業利益は3.19億円(同9.2%減)、経常利益は3.35億円(同4.7%減)、純利益は2.34億円(同0.6%減)となった。コンテンツプラットフォームサービスは、会員数の順調な増加に伴い、はてなブログの有料プラン「はてなブログPro」等の課金売上が好調であったものの、「人力検索はてな」等に対するGoogleに代表される検索エンジンからの来訪者の伸び悩みにより、主にアフィリエイト広告に影響を及ぼした。テクノロジーソリューションサービスは、受託サービスについては、複数の大型の受託開発案件の納品及び検収が完了したものの、受託開発売上は減少。
●4461 第一工業製薬
凝集剤、合成糊料など工業用薬剤首位。技術力定評。四日市に主力工場。中国には製造子会社。7月31日発表19年3月期第1四半期の連結業績は、前年同期比7.0%増収、同22.6%経常増益となった。機能材料セグメントは、海外向けの難燃剤が大きく伸長。界面活性剤・アメニティセグメントも好調に推移。マザー工場の霞工場では、19年6月に完成予定の機能性ウレタン製品の製造設備の建設に着手。新分野であるライフサイエンスのプロジェクトが事業化目前となった。また人材育成・職場環境の充実など未来作りの先行投資を計画通りに進めている。
●6191 エボラブルアジア
航空券の予約サイト『空旅』主力、国内に特化。他社OEMも。ベトナムでITオフショア開発。オンライン旅行代理店として、国内航空券販売を主軸に、引き続き業績を拡大。8月14日発表18年9月期第3四半期の連結業績は、売上高が63.19億円、経常増益は4.59億円の損失となった。オンライン旅行代理店として、国内航空券販売を主軸に、サービスラインの多角化を図り、業容を拡大し、ブランドであるエアトリの認知度向上や顧客獲得に取り組んで参りました。また、オンライン旅行事業におけるノウハウを活かし、訪日旅行客を対象としたサービスを引き続き推進。
●6638 ミマキエンジニアリング
広告・看板向けインクジェット(IJ)プリンタで世界首位級。家電向け等産業用途開拓に重点。8月10日発表19年3月期第1四半期の連結業績は、前年同期比6.3%増収、同88.0%経常増益となった。戦略的新製品の販売促進策として、サイングラフィックス市場向けのエントリー機種で、UV硬化インクを搭載してプリントとカットを1台で行うことのできる「UCJVシリーズ」。1,000万色以上のフルカラー造形を実現するUV硬化インクジェット方式3Dプリンタの「3DUJ-553」。テキスタイル・アパレル市場(以下、TA市場)向け高速機種「Tiger-1800B」の後継モデルとなる「Tiger-1800B MkU」。TA市場向けデジタルプリントの前後処理装置(コーティング機・蒸し機・洗い機)である「Rimslowシリーズ」。
●3994 マネーフォワード
個人向け家計簿アプリ『マネーフォワード』と法人向けの『MFクラウド』シリーズが2本柱。7月17日発表18年11月期第2四半期の連結業績は、前年同期比66%増収、経常損失は2.35億円(前年同期は6.75億円の損失)となった。PFMサービスの利用者数、課金ユーザー数が順調に増加。初のメガバンク利用者向けサービスとして『マネーフォワードfor <みずほ>』をリリース。MFクラウドサービスは、『MFクラウドシリーズ』の拡販と『STREAMED』のクロスセルが進み、大きく成長。尚、18年11月通期の連結業績では売上高は43.5億から46.5億円(前期比50.0〜60.4%増)、営業損失は8億〜5億円、経常損失は8.3〜5.3億円、純損失は8.4億〜5.4億円を見込む。
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こだわりレーティング |
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09月14日(金)分
4452 |
花王 |
UBS |
Buy継続 |
9500円→10300円 |
4689 |
ヤフー |
ジェフリーズ |
Hold→Buy格上げ |
400円→500円 |
4689 |
ヤフー |
GS |
買い継続 |
560円→610円 |
4901 |
富士フイルム |
JPモルガン |
Neutral→Overweight格上げ |
4500円→6000円 |
5301 |
東海カーボン |
三菱UFJMS |
Overweight継続 |
2790円→2880円 |
7701 |
島津製作所 |
三菱UFJMS |
Overweight継続 |
3300円→3650円 |
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