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平成30年09月27日(木)
9月26日現在海外相場 |
NYダウ |
26385ドル |
−106ドル |
ナスダック指数 |
7990P |
−17P |
CME日経先物 |
23880円 |
−120円 |
(尚、CME日経先物の前日比は昨日の大証比) |
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本日のこだわり相場感
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◎底固い展開に
26日の日経平均株価が約8か月ぶりに2万4000円の大台を回復しています。2万3000円台に乗せたのが9月14日ですから6営業日で大台を替える動きになった訳です。丁度26日は配当権利落ち日で、理論上、約160円程度の株価下落要因が発生する訳ですが、結局これを埋めても上昇の勢いは止まらず、取引終了に掛けて「ピン」上げ幅を拡大し、相場の腰の強さを示したような展開となっています。
既に年初来高値1月の2万4124円は視野に入ったと言うことで次の上値目途は2万5000円の大台と言うことのようです。この強い動きの背景は明らかに、売り方の買い戻しが主体であり、特に海外勢の売り筋が急いで買いに出ていると言う気配があるようです。世界的な運用資金が相対的に割安である日本株市場に資金をシフトさせていると言う思惑が、買いを勢いづかせていると言う見方となっています。
日経の記事からになりますが、先物やオプション取引に絡み、現物市場である日経平均株価の動きが大きく左右される訳ですが、ある外資系証券の株式トレーダーは26日のオプションの取引動向を見て「目線が2万4000円から2万5000円に移りつつある」と話しているそうです。この日売買が盛り上がったのは日経平均2万5000円を権利行使価格とするコール・オプション(買う権利)の売買で、日経平均が2万5000円を超えれば利益が出る取引、売買枚数は前日の3倍超となったそうです。
このまま一直線で2万5000円まで駆け上がるとも思えませんが、それでも押し目待ちに押し目無しの格言が脳裏に過る投資家にとっては、上値を追っても買い上がるしかないと言う判断になるのかも知れません。更に強気派を勢いづけるデータが大和証券が提供されているようで、1970年度以降に日経平均が上半期に10%を超えて上昇した年度には下半期の株価は10回のケースすべてで上昇、その平均上昇率は14.6%に達したそうです。と言うのも今年の上半期の上昇率は26日までで12%。上半期の株価は平均的には上昇しにくい傾向が見られるのですが、それを覆すような場面では通常とは異なる上昇要因が寄与しており、その勢いは下半期にも継続しやすいと指摘しています。
正に四方八方から年末高に向けたエネルギーが湧き起こっていると言う感じですが、これもそれも、やはり先日9月20日の自民党総裁選で安倍三選が達成され、日本の政局の安定を受けた海外勢の日本株投資に対するスタンスが大きく「買い」に転じたからと言う見方に正当性があるように感じられます。勿論、日本企業の好調な業績、日本経済回復に向けた動き、米国の好調な経済と企業業績と言った外部環境の要因もあるのですが、「政局」と言う国内ではあまり重視されない要因を海外勢が重視するところからすると、少なくとも安部政権が順調に行っている間は、相場は上昇トレンドに乗って行くと言うことになりそうです。
と言うことで強気の相場展開で良いのですが、やはり2万4000円台乗せで一旦達成感も出るのではないかと言った見方も浮上することになります。1月の高値の時には2万4124円を付けた後、1か月後には2万1000円割れまで急落していますから、何か特殊な材料が出れば一気に買いのエネルギーは削がれてしまう訳で、その点は注意するに越した事はありませんが、それでも2万4000円割れと言う水準での押し目買い意向は強いようで、引き続き上値を目指す展開になりそうです。
●3038 神戸物産
冷凍食品など食材販売の『業務スーパー』をFC展開。外食買収で食材供給拡大。輸入材料多い。9月12日発表18年10月期第3四半期の連結業績は、前年同期比5.9%増収、同3.0%経常減益となった。業務スーパー事業における出店状況は、出店34店舗、退店5店舗、純増29店舗の結果、総店舗数は809店舗。神戸クック事業における出店状況は、日本最大級の大型バイキングチェーンである「神戸クック・ワールドビュッフェ」では、出店4店舗、退店1店舗、純増3店舗の結果、総店舗数は全国で19店舗。
●3676 デジタルハーツホールディングス
専用機、モバイル向けゲームソフトの不具合検出(デバッグ)主力。子会社でゲーム受託開発も。ハーツユナイテッドグループが18年7月1日付で商号変更。8月10日発表19年3月期第1四半期の連結業績は、前年同期比10.2%増収、同43.5%経常減益となった。当第1四半期は、エンタープライズ事業が前年同四半期比2倍以上の成長を実現、好調に推移、売上高は前年同四半期比10.2%増。一方、利益は、エンタープライズ事業において実施した積極的な先行投資やエンターテインメント事業におけるアミューズメント機器向けのデバッグサービスの大幅な減収等の影響により、経常利益は前年同四半期比43.5%減となった。
●4584 ジーンテクノサイエンス
北大発創薬ベンチャー。がん、免疫系中心にバイオ後続品を開発。ノーリツ鋼機グループ入り。8月6日発表19年3月期第1四半期の業績は、前年同期比59.6%増収、経常損失が0.62億円となった。バイオ後続品事業は、富士製薬工業と持田製薬による好中球減少症治療薬「フィルグラスチムBS」の販売が順調に推移。これに続く品目として、16年9月に三和化学研究所と共同開発を行っているダルベポエチンアルファバイオ後続品について国内における第V相臨床試験を開始、同年12月には持田製薬とがん治療領域におけるバイオ後続品について共同事業化契約を締結し、製造販売承認の取得に向けての共同開発を始め、17年3月に伊藤忠ケミカルフロンティアと新たなバイオ後続品の開発について資本業務提携を結び、同年11月には千寿製薬と共同開発を行っているバイオ後続品について国内における第V相臨床試験を開始するなど着実に事業を前進している。
●4587 ペプチドリーム
基盤技術PDPSで特殊環状ペプチド医薬品候補を大手製薬と創製、技術供与。自社創薬も。8月9日発表18年6月通期の業績は、17年6月期比31.3%増収、同20.2%経常増益となった。尚、19年6月期業績予想では売上高が72億円以上、営業利益が33億円以上、経常利益が36億円以上、そして純利益が26億円以上と予想している。PDPSを活用した3つの事業戦略を推進することで17年7月の新本社・新研究所稼働に伴う諸費用を吸収し増収・増益を見込んでいる。平成29年8月から神奈川県川崎市殿町にある新本社・研究所の本格稼働を開始し、キャパシティ上の制約がなくなるとともに、従来からのペプチド医薬品の創製に加えて、低分子医薬品化、PDC医薬品の創製など、研究開発ケイパビリティの拡張を順次進めてまいります。これに伴い、今後は契約形態の拡がりを含めて、既存・新規パートナー先との継続的な契約数拡大を予想。
●6030 アドベンチャー
航空券の予約サイト『スカイチケット』運営、国内航空券が主力。金券ショップや投資事業も。18年5月14日に公表した18年6月通期の連結業績を8月13日に上方修正している。売上高は前回発表比20.7%増の150.93億円(前期比186.5%増)、営業利益は同4.9%増の5.36億円(同29.5%増)、経常利益は同2.4%増の5.11億円(同25.1%増)、純利益は同4.6%増の3.13億円(同29.7%増)としている。主力サービスであるskyticketの取扱高が業績予想時の見積もりを超えて、大きく伸長したことなどによるもの。尚、19年6月期は、主力サービスであるskyticketの取扱高が引き続き急速に伸長していること等を要因に現時点で合理的に予測することが困難である項目が復数存在しているため、現時点での19年6月期の連結業績予想を非開示としている。
●9740 セントラル警備保障
警備サービス3位。ガードマン派遣による常駐警備主体。JR東日本向け2割強。機械警備注力。18年4月12日に公表した19年2月期第2四半期と通期の連結業績を9月25日に上方修正している。第2四半期の売上高は前回発表比2.7%増の308億円、営業利益は同36.2%増の19.2億円、経常利益は同39.6%増の20.8億円、純利益は同31.5%増の12.1億円としている。通期の売上高は前回発表比2.8%増の617億円、営業利益は同22.2%増の30.8億円、経常利益は同23.0%増の33.7億円、純利益は同16.4%増の19.2億円としている。売上は臨時警備が想定していた以上に発生したこと。利益は大型警備における諸経費が当初の予想を下回ったこと、また、販売費及び一般管理費の一部経費が第3四半期以降へずれ込むことから、売上、利益ともに当初予想を上回る見込み。
●4849 エン・ジャパン
求人情報サイト大手。転職情報に強い。企業や派遣会社からの広告が収益源。人材紹介も育成。8月9日発表19年3月期第1四半期の連結業績は、前年同期比22.9%増収、同29.0%経常増益となった。売上面では国内の主要求人サイト及び人材紹介が順調に推移した。費用面では、会員獲得のプロモーション費用、営業及びサービス強化に関連した人員増等により増加したものの、想定内の水準となった。尚、19年3月通期の連結業績では売上高は485.5億円(前期比19.3%増)、営業利益は107億円(同11.1%増)、経常利益は107.2億円(同10.1%増)、純利益は73.3億円(同15.1%増)を見込む。
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こだわりレーティング |
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09月26日(水)分
4004 |
昭和電工 |
SMBC日興 |
1継続 |
6800円→8360円 |
4021 |
日産化学工業 |
SMBC日興 |
1継続 |
5800円→6660円 |
4188 |
三菱ケミカルHD |
SMBC日興 |
1継続 |
1420円→1440円 |
4204 |
積水化学 |
SMBC日興 |
1継続 |
2170円→2270円 |
4543 |
テルモ |
UBS |
Buy継続 |
6700円→7700円 |
7606 |
Uアローズ |
ジェフリーズ |
新規Buy |
5200円 |
8002 |
丸紅 |
GS |
新規買い(CL新規採用) |
1200円 |
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