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平成30年09月28日(金)
9月27日現在海外相場 |
NYダウ |
26439ドル |
+54ドル |
ナスダック指数 |
8041P |
+34P |
CME日経先物 |
24000円 |
+170円 |
(尚、CME日経先物の前日比は昨日の大証比) |
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本日のこだわり相場感
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◎週末、月末、中間期末
外国為替市場で円相場が下げています。NY為替市場で円相場が対ドルで1ドル113円40銭台までの円安ドル高となっています。1月に付けた今年の最安値を更新、昨年12月22日以来の円安・ドル高水準となっています。米連邦準備理事会(FRB)が26日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利上げを決め、利上げ継続路線が改めて意識され、ドルが買われやすくなっているとの見方が背景にあるとのことです。
前日午後3時頃の大証の日経先物の終値が2万3800円近辺でしたが、今朝の日本時間早朝のシカゴCME日経先物は2万4100円台までの動きとなっています。前日27日に日経平均株価が午後売られ、2万3800円前後まで下押した訳ですが、この円安を受けて、回復する動きとなっているようです。このまま週末28日の相場に反映されるのかどうかは分かりませんが、ただ、この動きを見ても分かりますように、下値、押し目への買い意欲はそれなりに強いと言うことのようです。
この週末の相場では、円安に加えて、日本株を支援する材料としては、米国株高と言うことになりそうです。27日の米国株式市場ではアップルやアマゾン・ドット・コムなど主力のハイテク株の一角が買われています。例えばアップルは一部証券会社が同社の投資判断を引き上げたことで上伸しています。加えて原油高を背景にエネルギー関連株も高くなっています。NYダウは100ドル程度上げています。
一方で、米中貿易戦争に対する懸念が引き続き相場の重しとなっているようで、トランプ米大統領が26日の国連安保理会合で、中国が11月の中間選挙に介入を試みていると批判した上で、「(中国の習近平国家主席は)もはや友人ではないかもしれない」などと発言しています。これに対し、中国外務省の耿爽・副報道局長は27日の記者会見で、中国が米中間選挙への介入を試みていると主張したトランプ氏に「いわれのない非難や中傷をやめるよう忠告する」と強調しています。
貿易摩擦だけに留まらず、米国と中国との間では、所謂「貿易戦争」、或いは「貿易冷戦」に発展する動きです。米国にとっては同盟国である欧州や日本に対しては確かに貿易摩擦があったとしても、一定の妥協を受け入れようとする動きなのですが、対中国に対しては、一切容赦しないスタンスを取ろうとしています。これは米国内でも反トランプ派の政治家の間でも対中国に関しては、トランプ政権に賛同する動きとなっているようです。
将来はどうなるのかは分かりませんが、これまで中国が行って来た、理不尽な行動が世界的に見て批判を浴びている事は確かで、世界が中国に対して抑制させる行動に出たと言うことになるのかも知れません。中国の中心的な思想が「中華」と言う言葉で表現されるのですが、この「中華」の本来の意味は「世界の中心」と言う事ですから、中国人は中国が世界の中心だと考え、中国が世界を支配するべきと言う偏った考えを元に、対外政策を取っている、そんな感じの動きが徐々に世界に知られてしまったと言うことなのかも知れません。
と言うことで米中貿易摩擦と言う懸念材料はあるものの、足元の相場に関しては、すこぶる好調だと言うことになります。27日の午後に売りが出て一時下げ幅を広げましたが、これは国内投資家から中間期末接近に伴う売りが出たとの見方があるようで、局所的な売りと言うことのようで、相場全体の流れには変化はないと言えそうです。更に日経平均株価が26日まで8日連騰し1400円超の上昇を演じていたことで、目先の過熱感を意識した売りが出たと言う見方なのですが、必要な調整局面だったのかも知れません。引き続き強気見通しに変化はなく、押し目があれば絶好の仕込み場と言うことになりそうです。
●5631 日本製鋼所
火力・原子力向け鋳鍛鋼で世界大手。利益柱は樹脂製造・加工装置など産業機械にシフト。18年5月14日に公表した19年3月期第2四半期と通期の連結業績を8月6日に上方修正している。第2四半期の売上高は前回発表比2.7%増の1130億円、営業利益は同10.0%増の110億円、経常利益は同10.0%増の110億円、純利益は同25.0%増の100億円としている。通期の売上高は前回発表比4.5%増の2300億円(前期比8.6%増)、営業利益は同4.5%増の2300億円(同11.8%増)、経常利益は同4.5%増の230億円(同4.0%増)、純利益は同20.0%増の180億円(同68.0%増)としている。
●6425 ユニバーサルエンターテインメン
パチスロ大手。フィリピンのカジノ・リゾート『オカダ マニラ』の開発に注力。旧アルゼ。18年12月通期の連結業績は売上高は1490億円(前期比117.4%増)、営業利益は62億円(同163.2%増)、経常利益は900億円(同801.5%増)、純利益は1946億円(同1549.4%増)を見込む。9月11日に同社傘下のカジノリゾート運営会社タイガー・リゾート・アジアが、フィリピンのアジアベスト・グループ・インターナショナルの株式取得を通じて同国の株式市場に上場すると報じられている。 アジアベストによると、同社の株主は株式の3分の2を4650万フィリピンペソ(1200万ドル)でタイガー・リゾートに譲渡することで合意。
●4004 昭和電工
ハードディスク外販首位。石油化学、電子材料用ガス、アルミ、電炉用黒鉛電極など事業幅広。18年5月9日に公表した18年12月期第2四半期と通期の連結業績を8月8日に上方修正している。第2四半期の売上高は前回発表比0.9%増の4558.45億円、営業利益は同14.8%増の780.84億円、経常利益は同20.6%増の65.5億円、純利益は同35.2%増の581.32億円としている。通期の売上高は前回発表比5.3%増の9850億円(前期比26.2%増)、営業利益は同24.1%増の1700億円(同118.5%増)、経常利益は同27.0%増の1670億円(同161.1%増)、純利益は同35.3%増の1150億円(同243.6%増)としている。
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こだわりレーティング |
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09月27日(木)分
4021 |
日産化学工業 |
UBS |
Buy継続 |
5800円→6700円 |
4369 |
トリケミカル |
三菱UFJMS |
Buy継続 |
6900円→7200円 |
5444 |
大和工業 |
ジェフリーズ |
新規Buy |
4000円 |
6902 |
デンソー |
ジェフリーズ |
Hold→Buy格上げ |
5800円→6800円 |
6902 |
デンソー |
CS |
OP継続 |
6400円→6850円 |
8252 |
丸井G |
みずほ |
買い継続 |
2500円→3500円 |
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