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平成30年10月01日(月)
9月28日現在海外相場 |
NYダウ |
26453ドル |
+18ドル |
ナスダック指数 |
8046P |
+4P |
CME日経先物 |
24150円 |
+20円 |
(尚、CME日経先物の前日比は昨日の大証比) |
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本日のこだわり相場感
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◎好需給を背景に
10月1日、台風24号が日本列島を駆け抜けて行きました、今朝未明には関東地方でも強い風が吹き荒れており、自宅もギシギシと随分とうるさかったようです。各地で被害が出ているようで、自然災害には何とも仕様がないと言うことですが、それにしてもここ最近の災害の多さには困った問題だと言えます。今回の台風24号も日本列島に上陸した台風としては「超大型」としては先日の21号に続いて今年2回目だそうですが、平成3年以降に台風の規模を表す指標として「超大型」台風が2回上陸したのは始めてだそうです。
これを一言で地球温暖化の影響だと片づけるのは異論があるのですが、それでも確かに近年南海上の海温が上がっている事は確かで、それが台風の発生の頻度を上げて、その規模も大きくしていると言う事実はあるようです。いずれにしても台風や地震と言った日本にとってはどうしても避けられない自然災害にどう立ち向かう必要があるのかと、官民挙げて解決する必要はありそうです。
自然現象としては波乱の幕開けとなった10月初っ端ですが、株式相場は波乱とすれば、「高値波乱」になるのかも知れません。先週末の日経平均株価ですが、終値こそ今年1月の高値2万4124円に届かなかったものの、取引時間中の高値が2万4286円と1月23日の2万4129円を上抜いています。ここで2万4000円台を維持できるのかどうかと言う問題が出て来ますが、先週末のシカゴCME日経先物では2万4150円と先週末の大証のレベルで推移しているようですし、特に為替市場では円安が進んでいる事が相場の下支え要因となりそうです。
先週末、28日のニューヨーク外国為替市場では円相場が続落し、一時、円売り・ドル買いの流れから1ドル113円71銭と昨年12月以来9カ月ぶりの安値を付けています。市場では、最近の円安は、米株高などに伴う投資家心理の改善が大きな要因との見方もあるようで、所謂「リスクオン」からの円売りと言う流れになっているようで、一部為替市場内では1ドル115円台まで目先円安が進むと言う見方は支配的になっているようです。
円安もそうなのですが、やはり株価の最大の変化要因は需給ですから、その面でも相場を押し上げる材料が浮上することになります。先日も同様の内容を申し上げたのですが、オプションの建玉から、権利行使価格2万4250円のコール(買う権利)が先週27日時点で約1万1000枚まで積み上がっていたそうで、この動きを見たコールの売り方が買い戻しを迫られると言う動きから指数上昇に繋がったとの見方があるようです。
と言うことで今週も引き続き上値志向の展開になりそうですが、流石に2万4000円台を意識する動きも強まるのは避けられそうにないのかも知れません。高値波乱で上値を重くするのか、下値を固めるのかは、今後の相場を取り巻く環境次第と言うことになりますが、その材料の一つに今朝10月1日に発表される9月調査の日銀短観を注目する向きもいるようです。
大和証券に拠りますと大企業製造業の業況判断DIは22と前回6月調査の21から小幅に改善すると予想されているそうです。また、6月調査で13.6%増と、6月時点の計画としては統計が残る1983年以降で最大の伸びだった大企業全産業の2018年度の設備投資計画も、13.9%増と小幅ながら上方修正されると予想されています。設備投資関連銘柄については、日本工作機械工業会が先週発表した8月の工作機械受注額(確報値)で、外需の約3割を占める中国向けが前年同月比37.3%減と6 カ月連続で前年割れとなり、この6カ月で最大の減少率となったことは悪材料になりますが、日銀短観の設備投資計画が上方修正されれば好材料となるのではないかと同証券は見ているようです。いずれにしても、好地合いの中、銘柄選別がより重要になりそうです。
●6030 アドベンチャー
航空券の予約サイト『スカイチケット』運営、国内航空券が主力。金券ショップや投資事業も。18年5月14日に公表した18年6月通期の連結業績を8月13日に上方修正している。売上高は前回発表比20.7%増の150.93億円(前期比186.5%増)、営業利益は同4.9%増の5.36億円(同29.5%増)、経常利益は同2.4%増の5.11億円(同25.1%増)、純利益は同4.6%増の3.13億円(同29.7%増)としている。主力サービスであるskyticketの取扱高が業績予想時の見積もりを超えて、大きく伸長したことなどによるもの。尚、19年6月期は、主力サービスであるskyticketの取扱高が引き続き急速に伸長していること等を要因に現時点で合理的に予測することが困難である項目が復数存在しているため、現時点での19年6月期の連結業績予想を非開示としている。
●6196 ストライク
公認会計士、税理士が主体のM&A仲介会社。ネット活用した独自のマッチング機能に強み。特に中堅・中小企業のM&A仲介事業が主体。9月27日発表18年8月通期の連結業績は、17年8月期比21.1%増収、同18.4%経常増益となった。営業面では、新規顧客開拓のため、17年9月に長野と松本で、17年10月と11月に全国15か所で、18年2月と3月に全国5か所で、18年6月と7月に全国16か所でセミナーを開催し、事業承継型M&Aの活用事例、実際に会社を譲渡された元経営者の体験について解説。また案件管理を改善させるため社内システム投資を行い、増加している案件の進捗管理をより適切に行える体制の整備を図った。さらに、営業力強化と業務の効率化を図るため、17年9月に福岡営業所を移転、180年1月に名古屋営業所を移転、人員増加に対応するため18年6月に東京本社を増床。人員面は、受託案件の増加に対応するため、当事業年度においてM&Aコンサルタントを17名増員した。
●6533 Orchestra Holdings
企業向けデジタルマーケが柱。ユーザー属性に応じた企画・運用に強み。個人向け事業も育成中。8月14日発表18年12月期第2四半期の連結業績は、前年同期比21.9%増収、同30.7%経常増益となった。デジタルマーケティング事業は、インターネット広告市場が堅調に伸長する環境のもと、主力サービスである運用型広告を中心に、既存取引先からの受注額の増額や新規取引先の獲得が順調に推移し、取扱高が拡大。尚、18年12月通期の連結業績では売上高は72.04億円(前期比22.2%増)、営業利益は4.45億円(同22.1%増)、経常利益は4.44億円(同22.1%増)、純利益は2.91億円(同21.0%増)を見込む。デジタルマーケティング事業は、引き続き取扱高が順調に伸長。
●7779 CYBERDYNE
ロボットスーツ『HAL』開発の筑波大発ベンチャー。レンタルによる医療・福祉サービス主体。8月14日発表19年3月期第1四半期の連結業績は、前年同期比5.3%減収、税引前利益は1.99億円の損失となった。医療分野では歩行機能改善を目的としたHALR医療用下肢タイプ両脚モデルが、前年度に引き続き、神経・筋難病に対する公的な医療保険診療のために国内拠点病院を中心に導入。また、並行して脳卒中への適用拡大に向けてHALR医療用下肢タイプ単脚モデルの医療機器承認のための医師主導治験が進行。尚、19年3月通期の連結業績では売上高は25億円(前期比44.7%増)を予想。尚19年3月期の連結業績予想は、同社は従来にない新しい市場を創造しつつ革新的技術により新規性の高い事業を展開しており、業績に影響を与える未確定な要素が多く、業績予想を数値で示すことが困難な状況であるため連結業績予想を公表していない。
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こだわりレーティング |
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09月28日(金)分
1963 |
日揮 |
モルガンS |
新規Overweight |
3200円 |
3292 |
イオンリート |
JPモルガン |
Overweight継続 |
14.67万円→14.9万円 |
4151 |
協和醗酵キリン |
メリル |
買い継続 |
2900円→3000円 |
4519 |
中外製薬 |
メリル |
買い継続 |
6800円→7800円 |
4523 |
エーザイ |
メリル |
買い継続 |
12500円→13500円 |
4528 |
小野薬品工業 |
メリル |
買い継続 |
3500円→3700円 |
4578 |
大塚HD |
メリル |
買い継続 |
6500円→6800円 |
6058 |
ベクトル |
三菱UFJMS |
新規Overweight |
3500円 |
6965 |
浜松ホトニクス |
CS |
新規OP |
5600円 |
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