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平成30年10月03日(水)
10月02日現在海外相場 |
NYダウ |
26773ドル |
+122ドル |
ナスダック指数 |
7999P |
−37P |
CME日経先物 |
24225円 |
−55円 |
(尚、CME日経先物の前日比は昨日の大証比) |
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本日のこだわり相場感
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◎NYダウ続伸も・・
日経平均株価の次の心理的な節目となる2万4500円まで後10円少しまで上昇した10月2日の日本株ですが、流石に上値での利益確定売りが出たのでしょうか、3日続伸となったものの上げ幅は小幅にとどまっています。
連日で1991年11月13日以来およそ27年ぶりの高値を付けた訳ですし、円相場も1ドル114円までの円安で推移している中、足元での懸念材料である米通商問題が解消に向かうのではないかと言った期待感も相場を下支えしているようです。円安と言うこともあり、自動車や非鉄など相場全体に対して出遅れているとの見方が多い銘柄に買いが入ったと解説されています。
全体相場が上げて来ますと、どうしても出遅れている銘柄への物色が広がる訳です。これまでの投資家の物色対象については上げ幅を拡大しており、仕方がないので、これまで買いの対象外でとなっていた銘柄にも物色の範囲を広げてみようと言う動きと言うことになります。
2日の業種別上昇率を見ると、資源高を受けて、石油・石炭が上昇率トップになっているほか、鉱業、ゴム製品、非鉄、そして小野薬品の上昇で医薬品が上げ率の上位になっています。下位では不動産、情報・通信、空運と言ったところですが特にハイテク株に加えて半導体関連銘柄への売りが強かったと言う見方が出ています。
今朝の日経の記事にもあるように、メモリー価格が下落しているようで、市場ではスマートフォン(スマホ)の成長鈍化による一時的な供給過剰の問題にとどまらず、長期的な価格低迷を意識する声も出始めていると指摘されており、日本株では東京エレクトロンやルネサスエレクトロニクスといった半導体関連、或いは韓国のサムソン電子なども海外市場で安かったようです。
ハイテク株と言うことで言えば、NYダウが好調に上げている一方でナスダック指数の上値は重い展開がここ数日続いています。日本を含め、世界の経済を中心に牽引してきた半導体やハイテク関連企業への業績の先行き不安が相場の重石になる可能性が指摘されています。今はまだ相場全体の盛り上がりに打ち消される格好ですから目立った動きはないのですが、一旦相場が頭打ちになると、悪材料を取沙汰する動きになるのかも知れません。その辺りは注意するに越した事はないと言うことになりそうです。
いずれにしても引き続き相場の地合いは良好ですから、かどの懸念は必要ないのですが、それでも9月14日の2万3000円台を上抜けてから半月での上昇ピッチが速かったことで、ここでやや目先日柄調整をすると言った見方もあるようで、高値警戒感と言う言葉が相場の重石になる可能性はありそうです。25日移動平均線が2万4000円近辺にあるだけに、ここで一気に上値を積極的に買い上がるにはもう一段の買い材料と買いエネルギーが必要ですが、目先やや難しいようで、高値揉み合いか或いは目先小幅調整と言うことになりそうです。
●3391 ツルハホールディングス
ドラッグストア最大手級の一角。北海道から南下して九州まで展開。傘下にレデイ薬局、福太郎。9月18日発表19年5月期第1四半期の連結業績は、前年同期比22.4%増収、同4.3%経常増益となった。店舗展開は、ドミナント戦略に基づく地域集中出店および既存店舗のスクラップアンドビルドを推進、期首より32店舗の新規出店と25店舗の閉店を実施。また18年5月22日付でビー・アンド・ディーホールディングスを子会社化したことにより、同社の子会社であるビー・アンド・ディーが運営する愛知県内のドラッグストアおよび調剤薬局65店舗が当社グループに加わり、当第1四半期末のグループ店舗数は直営店で2,003店舗となった。
●3687 フィックスターズ
マルチコアプロセッサーの性能を向上させるソフト開発が主。関連ハードウエア販売に注力中。同社はマルチコア向けソフトウェア高速技術と、ストレージ(データやプログラムを記憶する装置)向け入出力高速化技術を、最新のマルチコア製品へ適用しサポートすることにより、顧客の製品やシステム性能の向上を実現している。8月3日発表18年9月期第3四半期の連結業績は、前年同期比13.9%増収、同35.4%経常増益となった。主力のソフトウェア・サービス事業では、マルチコア向けソフトウェア開発サービスにおいて、自動運転関連を対象としたアルゴリズム開発や高速化案件、医療機器やFA機器向けの組込みソフトウェア案件及び金融分野やディープラーニングを対象とした高速化案件等を中心に継続的に受注している。また、ストレージ関連ソフトウェア開発サービスにおいては、半導体メーカー向けソフトウェア開発案件が継続している。
●4344 ソースネクスト
PC用低価格パッケージソフトが中心。ウイルス対策はシェア上位。スマホ向けアプリ急成長中。8月9日発表19年3月期第1四半期の連結業績は、前年同期比54.3%増収、同30.6%経常増益となった。当社初のIoT製品である自動通訳機「POCKETALK(ポケトーク)」の拡販に注力。大手家電量販店での展開が加速し、ターミナル店舗やイベント会場での展示即売会も各地で多数実施。同時に法人向けのレンタルサービスも各企業で導入が進み、地方観光自治体や訪日外国人向けに商品やサービスを提供する企業からの問い合わせも多く、今後ますます需要は増える見込み。売上総利益は、従来販売してきたソフトウェア製品よりも原価率の高いPOCKETALKの販売が拡大したことや、前第1四半期に比べて出荷額が大幅に増加していることから返品調整引当金繰入が増加した。
●6197 ソラスト
医療機関への業務請負・人材派遣が主力。在宅サービスを中心とする介護や保育事業も展開。8月3日発表19年3月期第1四半期の連結業績は、前年同期比17.5%増収、同35.4%経常増益となった。医療関連受託事業及び介護・保育事業がともに好調に推移。尚、19年3月通期の連結業績では売上高は836.30億円(前期比12.5%増)、営業利益は47.43億円(同13.2%増)、経常利益は46.87億円(同12.5%増)、純利益は29.33億円(同8.2%増)を見込む。介護事業において前期に子会社化したベストケアやケアリンクは、確実に売上増に貢献。また、今期買収を予定している案件からの売上は、保守的に10億円程度を見込む。
●7220 武蔵精密工業
シャフトやギア等を扱う自動車部品会社。ホンダ向けが5割強。アジア、南米は2輪向けが中心。8月3日発表19年3月期第1四半期の連結業績は、前年同期比14.0%増収、同14.2%経常増益となった。欧州での円安の影響、全地域での売上増加により増収となった。収益面では、連結営業利益は、材料コストの上昇はあったものの、売上の増加や生産性向上により前年同期比8.6%増。次に、連結経常利益は為替の影響などにより同14.2%増、純利益は同57.9%増となった。当第1四半期に、一昨年買収したHAYグループ各社の社名を「Musashi」を付した社名に変更。尚、19年3月通期の連結業績では売上高は2490億円(前期比4.7%増)、営業利益は170億円(同7.8%増)、経常利益は162億円(同1.7%増)、純利益は104億円(同0.5%増)を見込む。
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こだわりレーティング |
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10月02日(火)分
1721 |
コムシスHD |
CS |
OP継続 |
3400円→3800円 |
1801 |
大成建設 |
CS |
OP継続 |
7600円→6400円 |
1893 |
五洋建設 |
CS |
OP継続 |
800円→930円 |
3092 |
ZOZO |
SMBC日興 |
1継続 |
5200円→4300円 |
3092 |
ZOZO |
GS |
新規買い |
4700円 |
4507 |
塩野義製薬 |
GS |
買い継続 |
7000円→7950円 |
4536 |
参天製薬 |
GS |
買い継続 |
2300円→2350円 |
4555 |
沢井製薬 |
GS |
買い継続 |
6150円→7000円 |
5108 |
ブリヂストン |
みずほ |
中立→買い格上げ |
4800円→5000円 |
7251 |
ケーヒン |
みずほ |
中立→買い格上げ |
2300円→2900円 |
7259 |
アイシン精機 |
モルガンS |
Underweight→Overweight格上げ |
5200円→6900円 |
8001 |
伊藤忠商事 |
SMBC日興 |
1継続 |
2530円→2690円 |
8919 |
カチタス |
みずほ |
新規買い |
4400円 |
9277 |
総合メディカルHD |
みずほ |
新規買い |
3000円 |
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